スマホはどうやって作られる? OPPO『Find X9』の開発工程を見てきた

スマホの開発工程を見てみた

 スマートフォンがどうやって開発され、作られているかを知っている人はいるだろうか?電子レンジのように「材料を入れてボタンを押せばスマホができる」ーー勿論そんな単純ではないのである。今回は2025年12月に日本で『Find X9』を発売したOPPO(オッポ)の海外の研究施設を訪問し、製品開発の裏側を見てきた。

ガラスやバッテリーなど材料も自社開発

 今回訪問したのは中国・東ガン市にあるOPPOの濱海湾キャンパス。OPPOのスマートフォンは日本で販売されているものの、シェアはまだ少ないことからメーカーとしての規模は小さいと思っている人も多いだろう。ところがキャンパス内は敷地内にビルが多数並んでおり、まるで小規模な大学かと思えるような空間が広がっていた。

 普段スマートフォンメーカーの研究施設に入ることは難しいが、今回はOPPOが新しい品質管理・技術スイート「Apex Guard」を発表し、世界中のメディアにその姿を公開するということで見学が許可された。「Apex Guard」はスマートフォンの耐久性や寿命などを底上げするための、次世代のテクノロジースイートだ。基礎部品の開発や製品強度試験、またスマートフォンの耐久テストなど、高品質な製品を作り上げ、それを消費者に送り届ける姿が公開された。

 たとえばスマートフォンのディスプレイを覆うガラス、これもOPPOは自社で開発を進めている。ガラスメーカーに開発をすべて依頼するのではなく、スマートフォンに最適な強度や透明度を持ったガラスを自ら生み出そうとしているのだ。研究所内で実際に様々な成分を混ぜたガラスを作り、それを実際にスマートフォンのガラスにし自社内で即座にテストできるわけである。

防水性能もしっかりテスト

 またスマートフォンを日常的に使っていて最も気になるスペックのひとつが防水性能だろう。お風呂の中でもスマートフォンを使ている人も多いだろうが、実際にお湯の中に落してしまっても大丈夫なのだろうか?

 OPPOのスマートフォンは様々な液体や温度でもしっかりとした防水機能を持つことを実際にデモして見せてくれた。コーラのような炭酸水に浸けてもスマートフォン内部に液体が侵入することが無いことを、その場で液体に浸した端末を分解して証明もしてくれた。内部の様々な部分にまでパッキン処理が施されており、多少タフな使い方をしても水の侵入を防いでくれるのだ。

 研究所内では「ダブル85」と呼ぶテストも行われる。気温85度、湿度85%の超高温・高湿環境下にスマートフォンをさらし、さらにマイナス40度の超低温下でも168時間の動作テストを行う。人間が活動する世界中のほぼすべての環境下でテストされているわけだ。ほかにもスマートフォンを落下させる耐久テストなども行われている。

バッテリーの容量アップも自社開発

 スマートフォンのバッテリーもOPPOは自社開発をすすめている。最近のスマートフォンは従来よりも大容量のバッテリーを搭載するモデルが増えてきた。これはバッテリーの素材にシリコンカーボンという新素材を採用したもので、従来と同じ大きさのバッテリーの内部により多くの電気を蓄えることができる。OPPOはこのシリコンカーボン素材の開発を行っているのだ。たとえば日本発売の『Find X9』のバッテリー容量は7025mAh。一般的なスマートフォンより40%以上も大きな容量だ。

軽くて強い、OPPOスマホの本体素材

 スマートフォンの大きさは最近ではほぼすべての製品が同等になっているが、より使いやすい製品にするべくOPPOはより軽量な本体素材も開発している。しかも軽量なだけではなく、落としても容易に割れず、しかも本体を守ってくれるという相反する要件を満たす素材を開発しているのだ。ラボでは超薄型の折りたたみスマートフォン『Find N5』の背面カバーを見せてくれた。

 本体のフレームも各メーカーが様々な素材を採用する中、OPPOは航空機や宇宙船グレードのアルミ合金を開発。本体を落下させても内部をしっかりと守ってくれる。また摩耗にも強い。

長時間使っても快適なソフトウェア

 スマートフォンは本体の作りがしっかりしていることが重要なのは言うまでもないが、OSやアプリがストレスなく動くことも重要だ。たとえばヘビーなゲームユーザーなら食事を忘れてプレイに勤しんでしまうこともあるだろう。そのような環境でもスマートフォンの動作が不快にならないよう、ソフトウェアの最適化のテストを行っている。

 そしてスマートフォンはアプリを入れて使うことがあたりまえだ。そのため実際にアプリを入れた状態でスマートフォンを長時間動かし、問題なく動作するテストも行われている。もちろんこのようなテストは人力で行えるはずがなく、数十台の端末を一度にテストできる装置が使われる。ここにセットされる端末はハイエンドの『Find X9』をだけではなくエントリークラスの製品も該当し、日本を含む世界の1万種類以上のアプリの動作が24時間継続して行われる。

 もちろんスマートフォンならではの電波の感度テストも行われる。電波暗室と呼ばれる特殊な装置の内部にスマートフォンを置き、携帯電話ネットワークで使われる電波の感度を測定。また人間の頭の形をした模型にスマートフォンを取り付け、使用中の電磁波吸収(SAR)のチェックも行われる。スマートフォンは電波を扱う製品だけに、ユーザーの健康を考えた製品作りは必須なのだ。

OPPOが目指すスマートフォンの姿とは

 スマートフォンが世の中に出てくるその舞台裏では、メーカーが様々な開発やテストを行っていることがわかっただろうか? もちろんこれだけではなくほかにも様々な工程を経て人々の手にスマートフォンが届けられているのである。

 今回のキャンパスを訪問してわかったのは、OPPOが単なるスマートフォンメーカーの枠を超え、素材そのものから未来を創造する「技術の探求者」であるという姿だ。世界最高峰の安心と革新をユーザーに届けるべく開発されたOPPOのスマートフォンは、人々の生活をより豊かにし、そして快適に支えてくれる最高のパートナーになるだろう。

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