新たな「あざらし幼稚園」? 鳥羽水族館「ラッコ水槽ライブカメラ」の“破壊力”がスゴすぎると話題

 X上で「鳥羽水族館のラッコのライブカメラの破壊力がやばすぎるんだけどなんで900人しかみてないの?」として、配信映像の切り抜き動画を載せたポストが大きなバズを起こしている。

 三重県鳥羽市にある鳥羽水族館は日本屈指の規模を誇り、日本で唯一ジュゴンに会える水族館としても知られる。YouTubeでの動画展開も積極的に行なっており、チャンネル登録者数は10月時点で32万人。今回話題の「ラッコ」だけでなく、セイウチやペンギン、ネットで大人気のダイオウグソクムシなど、海洋生物に関する動画を日々届けている。

 ラッコはポピュラーな生き物だが、実は国内飼育個体は現在、鳥羽水族館の2頭のみだという。いずれもメスで、2004年5月・鳥羽水族館生まれの「メイ」と、2008年4月・アドベンチャーワールド(和歌山県)生まれの「キラ」が愛らしい姿を見せている。2頭の見分け方は、全体的に毛の色が白く、鼻に白いかすり傷がついているのがメイ、お腹周りが黒っぽく、鼻の周りの毛が黄色みを帯びているのがキラだ。

 そんな2頭と飼育員の愛らしい交流が常にライブ配信されているのが、「鳥羽水族館ラッコ水槽ライブカメラ」。2024年10月4日から稼働しており、暗視性の高いカメラを使用しているため、夜間の消灯後も水槽内が明るく映っていることから、深夜に癒しをもらっているファンも多そうだ。

 水族館とは少し趣きが違うが、動物を映し続けるライブカメラとして思い起こされるのは、オランダのアザラシセンター『Zeehondencentrum Pieterburen』。日本で拡散し、「あざらし幼稚園」として多くのファンが見守り、多くのスーパーチャットを通じて「野生のアザラシをケアし、自然に返す」という同センターの活動を(結果的に)サポートしたことが記憶に新しい。鳥羽水族館で今日も愛らしい姿を見せている貴重な2頭のラッコについても、ただ見守ることで何らかのサポートができたら……と思う動物好きも少なくないだろう。

 ライブカメラはリアルタイムで楽しむのが醍醐味だが、ラッコの姿が見えない時間も少なくないため、シークバーを使って少し時間を遡ってみるのもいい。冒頭のXのポストに添えられた動画のように、飼育員と遊んでいる姿は確かに「破壊力がやばすぎる」ので、ぜひ気が向いたタイミングでチェックしてほしい。

鳥羽水族館ラッコ水槽ライブカメラ TOBA AQUARIUM SEA OTTER LIVE CAMERA

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