誹謗中傷にも“トレンド”がある? コスメヲタちゃんねるサラがみつけた「悪口・批判との向き合い方」
活動10周年を迎えたコスメヲタちゃんねるサラが、10年間でうけた誹謗中傷を分析。誹謗中傷はその時代のトレンドや空気感に深く関わっているという考えを示し、視聴者から反響が集まっている。SNSでの発信において付きものともいえる誹謗中傷は、どのように流行とリンクしているのか。サラの分析から、誹謗中傷との向き合い方を考えてみたい。
プチプラコスメを中心に、新作コスメや話題のアイテムを徹底検証する動画で支持を得ている美容系クリエイター・コスメヲタちゃんねるサラ。チャンネル登録者数141万人を記録し、美容系クリエイターのなかでもトップクラスの人気を誇るサラが5月20日、活動10周年を迎えた(2025年5月30日時点)。
そんなサラが10周年に際し取り上げたのが、誹謗中傷について。サラが今回「誹謗中傷」をテーマに動画を作ったのは、SNSを通して「多くの人が何かしらの発信をする時代」であるいま、「汚い言葉での批難や悪口はまったく気にする必要はないということを皆様にお伝えしたい」という理由から。SNSでの誹謗中傷が社会問題になっているなか、弁護士ドットコムが2月に発表した「誹謗中傷被害経験の実態調査:2024年版」では、「ネット・SNS上で誹謗中傷の被害を受けたことがあるか」という質問に対し、約3割が「あり」と回答。被害内容においては、「容姿や性格、人格に関する悪口」が66.9%と最も多かったことが明らかになっており、誹謗中傷が身近な問題になっていることが読み取れる。
(参考:弁護士ドットコム「誹謗中傷被害経験の実態調査:2024年版」)
サラもこれまでの活動で誹謗中傷を受けてきたわけだが、その経験から得たのは「本当に間違ったことをしない限り、汚い言葉での批判や悪口を言ってくる人は本当にごく一部の人たちだけ」ということ。さらに汚い言葉での批判や悪口は、「その時代特有の価値観や空気感に流された言葉や、トレンド・風評に乗っただけの批判がほとんどなので、トレンドが去ると言われなくなります」と述べており、誹謗中傷にはその時代の流行が反映されているという考えを示している。




















