人気YouTuber・木下ゆうかも標的に レイクレなりの誹謗中傷との向き合い方に称賛の声
7月1週目、Lazy Lie Crazy(以降:レイクレ)が、リーダー・どば師匠への誹謗中傷に言及した動画をYouTubeに投稿し、ファンから称賛の声が続出している。人気YouTuberの木下ゆうかが誹謗中傷を理由に活動休止を発表したことが話題になったばかりだが、レイクレはどのように対処したのか。今回は、レイクレのアンチ撃退法が称賛された理由を解説する。
レイクレことLazy Lie Crazyは、投稿する動画がたびたびYouTubeの急上昇にランクインする、チャンネル登録者数182万人の5人組YouTuberグループだ(2023年7月5日時点)。コテコテのお笑いを活かしたエンタメ動画で人気を博しているレイクレだが、そのグループをまとめているのが、今回取り上げる動画の中心人物、赤い髪がトレードマークのどば師匠だ。
今月1日に投稿された動画では、どば師匠の誹謗中傷についてメンバーで議論。どば師匠によると、あるサイトで行われている「好き」「嫌い」投票で、「嫌いのパーセンテージが圧倒的だった」とのこと。このサイトでは、投票すると口コミが書きこめるほか、ユーザーのコメントや、グループ内の不人気ランキングも閲覧できる。レイクレの不人気ランキングではどば師匠が1位となっており、これにはどば師匠も「民意がおかしい」と苦言を呈している。
動画内ではユーザーが書き込んだコメントが紹介されており、どば師匠に対し「ただのゴミカス」「放っておくと犯罪起こしそう」などといった意見があったことが明かされている。一方では、「ほんまに面白い」「頭の回転が速い」「誰にでも気遣いができる」といったコメントも多くあるといい、一部のアンチが心無いコメントを書き込んだことは明確だ。
この動画では、上記のようなアンチコメントをネタとして笑いに変えているが、企画終了後にはメンバーたちから「大丈夫ですか?メンタル的には」と気遣い、メンバーも心配している模様だった。動画の視聴者からは、アンチコメントを笑いに変え真正面から戦ったとして称賛の声が上がっており、レイクレのアンチ撃退法に多くの反響が寄せられていることがわかる。
誹謗中傷については、つい最近もチャンネル登録者数534万人を誇る大食いYouTuber・木下ゆうかが一時活動休止を発表したことで話題になったばかり。木下のチャンネルは6月2日の動画を最後に投稿がストップ。直近に公開された動画には、心配した視聴者たちが多くのコメントを寄せていた。
先月22日、木下は自身のYouTubeチャンネル内のコミュニティを更新し、YouTubeとSNSの更新が滞っていることについて言及した。「心無いコメントで少し病んでました」と告白し、季節性のうつを患っていることもあり、快復するまで休養する旨を報告している。
木下の過去の動画をみてみると、コメント欄には確かに誹謗中傷と捉えられそうなものも複数ある。視聴者のなかには心ないコメントに気づいている者もおり、コミュニティの投稿には、木下を気遣うコメントも寄せられている。
先に挙げたレイクレの動画には、メンバー・てっちゃんが「アンチなんてものは人気になればつくのが当たり前」と話すシーンがあるが、だからといって「ゴミカス」といった悪質な悪口が許されるわけではない。
YouTuberへの誹謗中傷に関しては6月28日、UUUMが代表理事を務めるクリエイターエコノミー協会が「誹謗中傷対策検討会」を設置したことを発表。YouTubeを運営するグーグルやVTuber事務所のANYCOLOR、カバーなどが企業の垣根を超え、さまざまな取り組みや対策を講じていくことを宣言しており、今後は誹謗中傷が減少することが期待されている。
(参考:https://creator-economy.jp/n/nef5e2c2f68f7?magazine_key=md87d620a002e)
そのような動きがあるなか、どば師匠に向けられた誹謗中傷をグループで笑いに変えたレイクレの動画。誹謗中傷に苦しむほかのYouTuberをはじめ、さまざまな人びとに勇気を与えたこともあり、多くの視聴者に支持されたのではないだろうか。
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