いけちゃん、10時間半の寝台バス旅に本音「狭すぎる」 リアルな様子に視聴者「感謝です」

 YouTuberのいけちゃんが2025年5月21日、東京発‐高知行の寝台夜行バスで10時間半の長旅をする動画を公開した。

 いけちゃんはYouTuberのほか、グラビアアイドルとしても活動する27歳。2023年には一級建築士試験に合格し、現在は設計事務所で会社員としても働いている。“ぼっち系YouTuber”を自称し、主に旅行やグルメに興じておひとりさまライフを満喫する動画で人気を博し、チャンネル登録者数は71.3万人に達する。

 「寝台バスで10時間半、激狭フルフラットベッドは過酷すぎました・・・【ソメイユプロフォン】」と題した動画でいけちゃんはある日の夜、JR新宿駅南口にある高速バスターミナル「バスタ新宿」へとやってきた。目的は、寝台夜行バス「ソメイユプロフォン」に乗って高知県へ行くためだ。出発時刻は21時45分で、到着予定時刻は翌8時15分。10時間半の長旅となる。Tシャツ姿で薄化粧のいけちゃんは「寝台バスに乗るのでシャワーを夜に浴びて、メイクをすごく薄くしてきました」と気合十分だ。

 2025年3月よりテスト運行する「ソメイユプロフォン」は日本初の寝台夜行バス。座席に座ったまま寝なければいけない従来の夜行バスとは異なり、フラットシートに身体を横たえて就寝することができる。いけちゃんは価格の安さと寝ている間に目的地へ到着することから夜行バスが好きだとし、「今回はこのフルフラットのバスがどれくらい乗り心地がいいか検証していきたいと思います」と意気込んだ。ちなみに、テスト運行期間中につき通常価格片道1万4000円のところ、今回は片道7300円だったという。

 格安ながらも寝台付きとコスパが良さそうな「ソメイユプロフォン」だが、一つ問題が。同バスの寝台は2段ベッドになっており、座席が指定できず、当日その場で決まるとのこと。閉所恐怖症であるいけちゃんは「もし下段になって起き上がれないということが起きた時に、たぶん私は気が狂います」と予告し、「果たして快適な旅になるのでしょうか…」と一抹の不安を残しつつ乗車した。

 そして不安は的中し、運悪く下段に振り分けられてしまったいけちゃん。「ヤバい、めちゃくちゃ狭い。狭すぎる」といい、「恐れていたことが起きて閉所恐怖症なのに下段です。なんでこういう悪いほうを引いてしまうんだ…」と自信の不運を呪った。

 寝台には「頭上注意」の注意書きがされており、いけちゃんは「すぐ上が天井です。起き上がれないぐらいの狭さ」と天井の近さを嘆く。さらに「荷物の置き場に困るくらい」と、就寝スペースが限られていることも指摘。「かなり狭いし、めちゃめちゃ揺れを感じます」と述べ、「フルフラットですごく寝られると思ってきたんですけど、普通の座席のほうがよく眠れるかも」と、本音を漏らした。

 乗車して約45分後に一つ目のサービスエリア「EXPASA海老名」に到着。外の空気を吸いに下車したいけちゃんは、「あまりにも狭い。もう嫌なんだけど! もうすでに帰りたいんだけど(笑)」と愚痴が止まらない。「もうなんとしてでも寝たい。寝ていつの間にか着いてる状態にならないともう厳しい。そこで寝られなかったら数時間地獄ですよ」「今日のミッションは寝ることだ」といい、「もう既に全然乗りたくない。あと9時間45分もあるのに」「(シートが固くて)もう絶対身体バキバキになる」と嫌がりながら、再度乗車した。

 22時45分には出発し、ほどなくして消灯。眠ることができるか心配していたいけちゃんだったが、無事に熟睡することに成功した。朝5時に2番目のサービスエリアに立ち寄った際に「最初は『こんなところで寝れるの?』と思ったけど、消灯したら意外と天井が見えなくなるから、なんだかんだ快適に眠れました」「寝ちゃえばなんとかなりますね」と意外にも好感触を示した。その後、しばし仮眠を取っているうちに無事に高知駅へと到着していた。

 このように日本初の寝台夜行バスを体験し、忌憚のないレビューをしたいけちゃんに対して、コメント欄には「この夜行バスについて知りたかったので、とても参考になるレポートでした」「体張った動画に感謝です」「毎回、身体を張ったチャレンジ、お疲れ様です」などの声が寄せられている。

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