元NMB48吉田朱里がYouTube登録者数100万人達成 群雄割拠の美容ジャンルで成功した理由とは
元NMB48の吉田朱里が、9年もの歳月をかけてチャンネル登録者数100万人を突破した。YouTubeでの動画投稿開始後、5年半にわたる女性誌の専属モデルやアパレルやコスメ、コンタクトレンズのプロデュースなど大活躍の吉田は、なぜこれほどまでにYouTubeで成功できたのか。今回は彼女のYouTubeでの活動を振り返りながら、100万人を達成するのが難しい美容系ジャンルで成功できた理由を紐解いてみたい。
YouTubeチャンネル「YoshidaAkari」は2016年1月、まだNMB48のメンバーとして活動していた時期の吉田が立ち上げたもの。9年以上に及ぶ活動を経て、2025年5月3日に実施した生配信でついに登録者数100万人を達成した。YouTubeをはじめたのは、「もうアイドルとして無理かもしれないって思った時にちょっと始めた」と述べる吉田によると、関根りさやみきぽんの愛称で知られるかわにしみきといった「レジェンドのYouTuberの方が(動画を)あげてるのをみて、ちょっとやってみたいなって思ったと同時に、なんかこう自分に賭けてみたいな」という思いから、事務所の偉い人に直談判。事務所が用意したパソコンとカメラを使い、動画制作に関する知識がなにもない状態から美容系動画クリエイターとして歩みはじめたという。
吉田がYouTubeで動画投稿をはじめた当時は、まだ美容系YouTuberは少なかった時代だが、なぜ吉田は美容ジャンルで発信していくことにしたのか。吉田によると、当時は「アイドルとして人気を出したい」という思いのほか、「女の子の憧れになりたい」「女性誌に載りたい」という夢があったという。そんな思いから、「女の子にファンになってもらえるような企画をやろう」と考えた結果、メイク動画を発信することに決めたと振り返っている。
YouTubeにおける美容系コンテンツは現在、インフルエンサーだけでなく、メイクアップアーティストや化粧品開発者など、その道のプロが鎬をけずる厳しいジャンル。専門性が高く、知識も必要なうえ、100万人達成が難しいといわれるジャンルにおいて、なぜ吉田は大台を突破できたのか。動画のなかで吉田は、100万人を目指す過程でエンタメよりの動画を投稿し、視聴者から「なんか違う」という反応をもらったことや、「登録者100万人を達成しなければ引退」と発言し、炎上したことをきっかけに、「あんまり数字を気にせず、本当にみんなのためになる動画をコツコツとあげていこう」と、有益情報をとにかく取り上げることを意識してきたと明かしている。