斎藤工も絶賛した“音漏れなしのオープンイヤー型イヤホン” 日常使いに最適な『nwm GO』の魅力とは

NTTソノリティは、音響ブランドnwmの新製品としてオープンイヤー型イヤホン『nwm GO』を3月18日に発売。それに先駆け、nwmアンバサダーの斎藤工を迎えた「nwm新CM発表会」を開催した。
nwmは、2022年に誕生したブランドで、耳元だけに音を閉じ込めるPSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)と、必要な音(声)だけをクリアーに取り出すMagic Focus VoiceというNTTの独自技術を搭載したモデルを続々とラインナップしている。どれも耳をふさがないオープンイヤー型で、nwmでは「耳スピ」(耳の前にあるスピーカー)という愛称でシリーズを展開している。
今回加わった『nwm GO』は、アクティビティなどを日常的に楽しむ層をターゲットにした製品で、装着感、音質、そしてデザイン性にこだわったオープンヤー型のネックバンドワイヤレス耳スピーカーという位置づけだ。

オープンイヤー型イヤホンの新しい使い方を提案する
発表会では、NTTソノリティ株式会社 代表取締役社長 坂井 博氏から新製品と事業戦略についての説明があった。坂井氏によると、nwmの製品は、コロナ禍を経た新しいライフスタイルの進化に合わせて、音のイノベーションで課題解決を行うことを目指して開発されているという。
実際に登山やキャンプなどのアウトドアレジャーやジョギング、サイクリングなどのワークアウトで自然の音と共存しながら音楽コンテンツを楽しんでいる方が増えてきているとかで、同社ではそうしたシーンでイヤホンに求められるのは、周囲の音が聞こえつつ、安全かつ快適に使えるということだと考えたそうだ。
『nwm GO』では耳を塞がないオープンイヤー形状で、しかも左右がつながったネックバンドタイプを採用。これにより、屋外でも車の音や人の声を聞き取れ、安心して着用できる。ジムなどでトレーニングパートナーと話をする時に音楽を止める手間がないのもポイントだろう。

『nwm GO』のために新開発した12mmドライバーを搭載
音質面では、『nwm GO』のために12mmドライバーを新開発。会場では他社製スポーツイヤホンとの測定値も発表されたが、低域のボリューム、高域の伸びなどの点で『nwm GO』が優れた特性を獲得していることが確認できた。坂井氏はクリアーながらソリッドでボリュームのある低域と、バランスの良い中域、伸びのある高域を実現したことで、長時間聴いていても疲れにくい自然な音を楽しんでもらえると話していた。
本体の重さは約20gで、連続再生時間は最大10時間を実現しているので、長時間のワークアウトでも安心だ。さらにnwm製品として初めて防塵・防水規格のIP55をクリアーしている。
なお同社の調査によると、オープンイヤー型イヤホンのことを認知しているユーザーは57.7%に達しているが、実際に使っている人は15.9%にとどまっているそうだ。これはオープンイヤー型イヤホンを使ったことがない人が多いためで、2025年には「耳スピ」をより多くの人に知ってもらう、触れ合ってもらう機会を提供していきたいと考えている。

斎藤 工「最初につけた時にびっくりした」 nwmシリーズから受けた衝撃
そのひとつが「耳スピ」という言葉を活かしたテレビCMで、そのアンバサダーに選ばれたのが斎藤工だ。会場でCM本編がLEDスクリーンで上映されたが、その中では斎藤がロックバンド「MIMISPI」のメンバーを1人4役で演じている。しかもそれぞれのキャラクターはイメージに合わせた「耳スピ」を装着していて、その状態で会話をしている。
完成したCMを見た斎藤は、「もうちょっと演技の振り幅があるかなと思ったんですけど、意外に狭くて、もっと努力しなきゃなと思いました」と第一印象を語ってくれた。さらに一度に4人を演じた経験があるか問われると、「さすがに4人はないですが、今回はみなさんがキャラクターを作り込んでくださったので、楽しかったです」との返事だった。
「耳スピ」を付けての撮影については、「最初につけた時にびっくりしました。音漏れがなくて、オープンイヤー型なので非常にフィットしてくれます。実は今も『nwm DOTS』を付けて、自律神経に優しい音楽を聞いているんです」と普段から身につけていても違和感がないことを話していた。
さらに、「僕、今のところnwmのイヤホンを2台売っています(笑)。現場で興味持ってくれる方がいて、音漏れがしないことや、デザインを見てこのくらいの値段なんじゃない? っていう予想の半額だったので、これはもう買うっていうことで」と、アンバサダーとして既に成果を出していることを明かしてくれた。

キャラクターに合わせて、nwm製品の個性をわかりやすく紹介
なおCMで演じ分けたキャラクターについては、「フロントマン(nwm DOTSを着用)は天然で、力が入りすぎないキャラクター。ギター(nwm ONE)はロマンティストで自分の世界がある、あまり友達になりたくないタイプです(笑)。ベース(nwm WIRED)は一番極端でぼそぼそしゃべる。本質的には自分に一番近いキャラクターです。ドラムス(nwm GO)は、わかりやすく派手にしようと思ったんですが、そこまでではなかったかな。物申すタイプ、攻撃力を持ったキャラクターです」と斎藤なりのイメージを紹介していた。
その後はLEDスクリーンに4名が登場、5人それぞれが「耳スピ」を使ってみた感想を掛け合いで紹介するというシーンが演じられた。そして最後に斎藤氏から「やっぱりこの商品(耳スピ)の衝撃っていうのが、初耳でした」と率直な感想が語られて、発表会は終了した。
『nwm GO』は3月1日から予約受付を開始しており、3月18日に発売される。発売日前後にはららぽーと豊洲やグランツリー武蔵小杉での「耳スピ体験会」や、nwm公式ストア限定でノベリティプレゼントを準備するといった企画も準備されているので、気になる方は同社サイトで確認していただきたい。

商品名:ワイヤレスイヤホン
型名:『nwm GO』
発売日:3月18日
価格:nwm公式ストア通常販売価格1万6500円(税込)
●参考資料
https://nwm.global/products/go?srsltid=AfmBOoo099t0MKU_JO7f-YECJ-zXo8659zdl2PDllrRuoo3BqzWYgqtC
『nwm GO』は、アクティビティ用途のために様々な改良を施しました
今回の発表会場で、NTTソノリティ株式会社 事業本部・製品事業部・プロダクトグループリーダー 長谷川 潤氏に新製品『nwm GO』に込められた様々なこだわりを聞くことができた。以下でそちらもご紹介したい。

――『nwm GO』はアクティビティを意識したモデルとのことですが、具体的にはどんな点がこれまでの製品と違っているのでしょう?
長谷川:これまでのラインナップは、ちょっとビジネス用のイメージが強かったかなという反省もありました。そもそもオープンイヤー型イヤホンは外で使うのに向いているから、日常生活でのお散歩とか、買い物に行くとかいった使い方でいいと思っているんです。
世の中的には左右分離型の完全ワイヤスレスイヤホン(TWS)が人気ですが、スポーツ用なら左右がつながっている方が落っこちることもないので安心です。左のイヤホンにはバッテリーが、右にはBluetoothなどの基板が入っていて、それを太さ4mmほどのワイヤーでつないでいます。この形にしたことでバッテリーの容量を大きくできました。ワイヤーはチタン合金で形状記憶特性も持っています。
――使われているドライバーも新開発されたそうですね。
長谷川:直径は『nwm ONE』や『nwm DOTS』と同じ12mmですが、今回は材質から作り直しています。振動板はカーボン繊維で補強をした紙ベースの素材で、ボイスコイルも軽くしています。『nwm GO』は基本的にスポーツ向け、アクティビティ用なので、ダイナミックレンジを拡大しました。
実は12mmというサイズはPSZの効果をだすのに一番いいサイズなんです。それもありnwmでは多くのモデルで12mmドライバーを採用していますが、それぞれの音のチューニングは違っています。『nwm GO』は低音もそうですが、高音も結構出しています。外で使うとなると、どうしてもノイズに負けやすいところがあって、少しでも広帯域にしようと考えました。
再生する時も、『nwm DOTS』よりも『nwm GO』の方が、全体的にボリュームが上がっています。ただ、音質をイコライザーなどで加工し過ぎてしまうといやらしい感じになってしまいますので、あくまでも自然なバランスになるように注意しています。外でも聞きやすいレベル感を目指しました。

――『nwm GO』はPSZ技術を搭載していますが、この技術は他の製品と同じですか?
長谷川:スリットから逆相成分を放出再生して音漏れを抑えるという仕組みは同じです。PZSについてわれわれは長い経験を持っていますので、今回も大きく変える必要はありませんでした。逆相成分を送り出すスリットは『nwm DOTS』では3か所でしたが、今回は本体上側にふたつ配置しています。実はこの部分のサイズと距離が重要ですので、絶妙なバランスを考えています。
――nwmはオープンイヤー型イヤホンの分野では先駆けともいえるブランドだと思います。今後はどんな展開をお考えでしょうか?
長谷川:オープンイヤー型イヤホンを日常生活に溶け込ませたいと思っています。とはいえ耳スピシリーズとしてはここ3年で8モデルの製品をリリースしました。これはちょっとやりすぎかなと思っているんです(笑)。でも、それでも足りないとか、こういう用途ならいけるかもと思った場合は、また何か考えたいと思います。
『nwm ONE』と『nwm DOTS』についてはアメリカと中国でも発売しており、好評をいただいています。そういった展開もありますし、他にも製品ソフトウェアやアプリケーションのアップデートなども考えていきたいですね。























