代官山 蔦屋書店でオーディオガジェットをリアル体験 見て・聴いて・触って違いがわかり、多くの驚きの声も

オーディオガジェットをリアル体験 

「RADIUS(ラディウス)」

tsutaya
“猫のかたちの完全ワイヤレスイヤホン”は小さな女の子にとにかく人気。
手に取ったり、頭を撫でたりといった具合で、これまでのイヤホンとは違う存在として認識してくれたようです。

 会場を訪れた女性(幼児からご年配まで全世代)の心を鷲掴みにしていたのが、RADIUSの『猫のかたちの完全ワイヤレスイヤホン(HP-C28BT)』だった。その愛称の通り、充電ケースが香箱座りをしている猫のフォルムで、中に入っているイヤホンはマーブル模様がランダムに施されており、それぞれの組み合わせは世界にひとつしかないそうだ。

 このモデルは社内の女性デザイナー(無類の猫好き)の、デスクの上に出しておきたくなるイヤホン(充電ケース)があったらいいなという発想から誕生したとのこと。充電ケースは現時点では3種類(クロ、ミックス、シロ)だが、ユーザーからの要望も多いことから他の仕上げも検討しているそうだ。近々自分の愛猫と同じデザインを手にすることができるかもしれない。

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『Beethoven』は、骨伝導方式ながら締めつけ感のないつけ心地のよさが特長とのこと。
高音質での音楽再生と、周囲の音の聴きやすさを両立した“ながら聴き”モデルとなる。

 同社ブースには他にも“ながら聴き”用と銘打った『Beethoven(HP-B100BT)』も展示され、こちらも試聴ができるようになっていた。BeethovenはRADIUSが開発したダイナミック型ハイブリッド骨伝導ドライバーを搭載したモデルで、イヤホン前面にあるリング状のパーツを耳甲介(耳の穴の周りのくぼみ)に取り付けることで中~低音を骨伝導で、高域はイヤホンの穴から再生する仕組みだ。

 RADIUSブースは、“猫のかたちの完全ワイヤレスイヤホン”から始まる猫談義で大いに盛り上がっており、「ママに買っていこう。」と、お父さんにおねだりする子どももいたほど。もちろんその可愛さゆえに、即お買い上げになった方もいらっしゃいました。

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猫のかたちの完全ワイヤレスイヤホンに魅せられたおふたり。
ひとしきりスタッフと盛り上がった後、もちろんお買い上げになっていました。海外にお持ち帰りされた子(イヤホン)も。

「LEPIC(ルピーク)」「Acoustune(アコースチューン)」「MADOO(マドゥー)」

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nuon『VOICE』は、『AirPods Pro』に取り付けることで声の再現性が改善されるイヤーチップで、
会場では付属イヤーチップとの音の違いも確認できた。

 オーディオアクセサリーブランドのLEPICからは、Apple『AirPods Pro』用の新製品イヤーピースとなるnuon『VOICE』が展示され、付属品と『VOICE』を装着した『AirPods Pro』の聴き比べを行っていた。

 nuonのイヤーチップは密度の異なるシリコンを使った多層設計を採用したドーム型が特長で、形状や硬さを変化させることで耳への装着性を調整、音の拡散や共振の制御を行っている。新製品の『VOICE』は、『BOOST』『CLEAR』に次ぐnuonイヤーチップの第三段で、その名の通りボーカルの定位感や立体的な声の再現性が特長だという。

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ポータブルD/AコンバーターのLEPIC『DAC POCKET』や、Acoustune『AS2002』も準備され、
MADOO『Typ821』と組み合わせた音を体験できるようになっていた。

 ブースの担当者氏は、『VOICE』を体験してもらうことでアクセサリーによって音が変化することを知ってもらい、イヤホンはもちろん、オーディオのより深い世界に興味を持ってもらいたいと考えているそうだ。そのうえで、隣に並べられたポータブルD/AコンバーターLUPIC『DAC POCKET』、バランス出力にも対応したAcoustuneの『AS2002』の音も聴いてもらいたいとのことだった。これらに組み合わせるイヤホンとして、MADOOの『Typ821』も準備されていた。

 その狙い通りに、会場を訪れていた中学生らしきふたり組が『VOICE』に興味を持ってくれ、原理や構造、実際の音の違いなどについて質問をしていた。こういった若い層がイヤーチップを入口にオーディオの世界に足を踏み入れてくれることを期待したい、そう思わせてくれる一幕だった。

tsutaya
若者ふたりも、『AirPods Pro』に取り付けるイヤーチップによって音が変化することに関心を持ってくれた様子です。

 『オーディオLABO Session2』の会場を回っていて印象的だったのは、来場者の皆さんはもちろん、説明を担当している各社のスタッフがとても楽しそうだったことだ。オーディオ機器の企画・開発者が実際のユーザーの意見を聞くことで、次のステップを開くための知己を得る事ができれば、大きな進化につながるだろう。『オーディオLABO』が生み出した新たなシナジーに期待が高まる。

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