“ホストファミリーとの気まずい朝食”動画が大バズり 話題の理由を紐解く
Xを中心に話題となり、驚くべき早さで知名度を上げている留学生がいる。YouTubeチャンネル名は「はなのにちようび」。現在イギリスに留学をしている学生だ。2024年7月19日時点で登録者数は約7000人だったのだが、10月10日現在で10.8万人を突破した。たった3か月で約10万人の登録者を増やした彼女だが、いったいなぜここまで話題になったのか?
始まりは友へのビデオレター
@hanna30043 人と会ってないし友達もいなくて 鬱気味なロンドンスクールアウトフィット #london #schooloutfit #studyingabroad #y2kaesthetic #urbanoutfitters #y2k #00s #vintage #2000s ♬ Kimiko! - Ginger Root
もともとTikTokで活動していた彼女。その後2024年6月にYouTubeチャンネルを開始したのだが、そもそも彼女は、YouTuberを目指してチャンネルを開設したわけではないようだ。3本目の動画である「コメント辛辣すぎて優しささえ感じた。」という動画で語っているのだが、はなは「あまり返信をしない」タイプのようで、友達への生存確認として動画を投稿したのが始まりだという。すると「朝起きたらありえないくらい通知が来てて」と語り、予想以上の反響に驚いたことを明かした。
だが、この友達に向けたようなユルさが「はなのにちようび」が人気になった要因に感じる。いまやYouTubeチャンネルを持っているのが当たり前と言っても不思議ではない時代だ。芸能人やタレント、インフルエンサーがYouTubeでさまざまな動画を投稿しているなか、まったく数字に執着していないことが見てわかる「はなのにちようび」の空気感が、視聴者にとって心地いいものだったのではないだろうか。
また、同動画では「YouTubeに全力出しすぎちゃうと留学に集中できない」「リアルライフに集中したい」とも明かしている。そのYouTubeとの距離感も、ちょうどいいように感じる。トップYouTuberが投稿しているような大型企画や長尺動画などは、見応えがあり満足度が高いという側面もあるが、見るとなると視聴者側もそれなりに気合いが必要になる。だが彼女の動画は、いい意味で見ることに体力を使うことがなく、ずっと見ていられる心地よさがある。