福原遥、演じたゴシップ記者は“挑戦の役” 『透明なわたしたち』プレミアムイベントレポ

ドラマ『透明なわたしたち』イベントレポート

 ABEMAオリジナルドラマ『透明なわたしたち』のプレミアイベントが、2024年9月16日に『渋谷QWS スクランブルホール』にて開かれ、主演の福原遥をはじめ、共演の小野花梨、伊藤健太郎、倉悠貴、武田玲奈、監督・脚本を務める松本優作が登壇した。

 本作は過去と現在、それぞれの事件がつながり真実が紐解かれる群像サスペンスだ。新聞記者になりたかった週刊誌ゴシップライター・中川碧を演じる福原は、自身の役を“挑戦の役”だと振り返った。「自分は正義だと思ってやっていることでも、実はそれは承認欲求だったり、真っ直ぐな子なんですけど、いろんな部分を持った女の子でもあります。その部分をどう表現していくのかを考えながら、監督とも話していきました」と役作りについて明かした。

福原遥

 東京で夢敗れ、地元に戻って結婚した一児の母・齋藤風花を演じる小野は、「たくさんの方に共感していただけるような感情表現、描写になるように気をつけました」と明かす。渋谷の片隅で闇バイトに手を染める男・喜多野雄太を演じる伊藤は、学生時代と現代とでギャップが激しい役となっており、その演じ分けに苦労したという。「現代の喜多野はほぼ喋らないので、その感情表現だったり、どういったポジションにいるのかを意識してお芝居していきました」と振り返った。

小野花梨

 倉は順風満帆な渋谷のスタートアップ企業のCEO・高木洋介を演じている。役作りにおいては、倉の兄もまた社長であることから相談に乗ってくれていたという。女優志望だが恵比寿のクラブで働くホステス・桜井梨沙を演じる武田は、「私自身もこういうお仕事をさせていただいていますし、近いところにいる役柄だった」とリアリティのある役柄であったことを話していた。

伊藤健太郎

 会見途中には、福原の髪飾りが落ちてしまい、それを隣にいる伊藤が拾い、小野が付けてあげる仲の良さが伝わってくる一幕も。松本監督からキャスト陣一人ひとりにコメントを送る場面では、小野が伊藤について「セリフなくて、ラッキーみたいなことおっしゃってましたよ」と暴露し、伊藤が咄嗟に「こういうところで言うな! 全然言ってないですよ。セリフが欲しくて欲しくて」と必死に釈明していた。

 ドラマタイトルにかけてドラマ出演者の思い出写真を振り返る「あの頃のわたしたち」というトークテーマでは、主題歌「Sign」を書き下ろした幾田りらからのサプライズメッセージが届き、8月28日に誕生日を迎えた福原へ祝福を贈る場面も見せた。

 イベント終盤には、撮影中によく遊んでいたという人狼ゲームを劇中の役柄にかけてプレイスすることに。役職は福原が市民、小野が市民、伊藤がジャーナリスト、倉が犯人、武田が市民となったが、話し合いの結果、全員が伊藤を犯人と指名し追放することに。伊藤は「約2、3か月ですか。一緒に撮影してきた信頼関係はどこいったんだろうな」と肩を落とし、最後のコメントでも「僕はこの4人との信頼関係はもうないんですけど、作品は面白いので、是非ともたくさん観ていただいて」と冗談混じりに話していた。

 主演の福原は、「改めて、自分にとっての正義とはなんだろうということを考えさせられた作品です。共感できる部分もたくさんあると思うので、この作品を観て、少しでも心が楽になったり、自分一人だけじゃないと思ってもらえるような、寄り添える作品になればいいなと思っています」とメッセージを送った。

ゴシップ記者を演じる福原遥から感じた、社会人に刺さる”絶望”『透明なわたしたち』1話

福原遥が主演を務めるABEMA連続ドラマ『透明なわたしたち』が2024年9月16日からスタートした。同作はゴシップ週刊誌ライター…

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