最新フードテック×調理家電で至高の「うなぎ飯」がお手軽に食べられる幸せ 

最新フードテック×調理家電

調理家電・炊飯器にもこだわって最高の「うなぎ飯」を

 今回は炊飯器にもこだわり、Panasonicの炊飯器『Bistro』を用意。長年、同社が研究開発してきた調理家電の看板的な存在で、炊飯器の中でも最高機種と位置づけられている。米の種類による炊き分けや独自の可変圧力IHなど、この炊飯器だけでも一記事が作れる程のこだわりの塊だが、今回はサブ的に活用。米や具材を入れたら「炊き込み」モードをスイッチオン。


 あとは炊飯器が米の状態を判定して加熱なども全て微妙にコントロール。中の具材がどう変化しているかは流石に見えないが、30分程で香ばしい匂いが蒸気孔から漂ってくる。さらに20分程経つと炊き上がりのチャイムが鳴った。


 蓋を開けるとふわっとうなぎの香りが立ちのぼるのだが、これがまた魅惑的。しゃもじで軽く混ぜて茶碗によそってみると、ふっくら艷やかなうなぎの切り身がたっぷりと。細切りされた野菜などもあり具沢山だ。米も一粒一粒がしっかり立っており、見た目にも美味しそう。

手軽に作ったとは思えないレベル。将来的には宇宙にも?

 はやる気持ちを抑えて茶碗に盛ると、常圧凍結乾燥技術×調理家電から生まれた「うなぎ飯」の完成だ。実質作業時間は数分程度だが、見た目だけでもそんなレベルには見えない。


 試食すると、ふっくらしたうなぎの身、とろりとした皮の再現度も非常に高く、アクセントに入った牛蒡や人参などの野菜も歯ごたえがしっかり残っている。また、炊飯器の性能ゆえかふっくらしつつも、ある程度の弾力がある粒感でうなぎの出汁をしっかり吸っていてご飯だけでも美味。見た目、味ともに圧倒的で、これが料亭みたいな場所でさっと出されたら、店で作られたうなぎ飯だと錯覚するほどだ。実は会社でサラメシ代わりに作ってみたのだが、試食した他の部員からもお手軽に作ったとは思えない味との好評を得た。


 この常圧凍結乾燥は保存性や味だけでなく、栄養価も残すのに効果があるそうだが、乾燥時間が他の乾燥食品に比べて時間がかかるのがまだ惜しい点でもある。(熱風乾燥だと数時間〜数十時間、真空凍結乾燥だと2〜3日だが、常圧凍結乾燥は5〜7日が目安)。これからの進歩に期待したい所だ。また今後、同社では機内食や災害食、宇宙食などにも展開していく見込みということで、将来は宇宙ステーションで一流の和食が食べられる.......なんて時代が来るかも。これからの進化が楽しみなフードテクノロジーだ。

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