Z世代が考えるコスパやタイパ、家電選びの背景とは? 現役大学生とPanasonic若手マーケ担当者が本音トーク

大学生とPanasonic若手マーケ担当者が考える家電選びの背景

Z世代はハッシュタグから欲しい家電を選抜?

 TikTokでは「#ルームツアー」「#一人暮らし女子」など、家電をくらしの中で取り入れているZ世代の様子が支持されている傾向にある。Z世代はSNSに投稿されている部屋の雰囲気を参考にして家電を選ぶことも多いのではないだろうか。筆者もSNS上に投稿されている「丁寧な暮らし」に憧れを抱き、紹介されている家電の購買意欲が高まることがある。そこで一人暮らしを始めるにあたりSNSを参考に購入した家電はあったかについて尋ねてみた。

井上さん:家電の見た目はInstagramやXのリアルな口コミなどを参考にしました。気に入った投稿は保存しておいて、後で見返したときに自分がどんな系統が好きなのか、どんな家電に興味を示しているのかなど気づかされることもあります。

また、私はSNSで料理動画を見るのが好きなのですが、冷蔵庫を検討していたときは、このような食生活を送っている人はどのくらいの大きさの冷蔵庫で食材や料理をストックしているのか、というところにも注目していました。自分に必要な容量の目安を確認できるので。

 SNSは家電選びの参考ツールになっているのかもしれない。Z世代はSNSの投稿やコメント欄から同世代ユーザーの生活や感想を参考にし、リアルな声や使い心地を知る機会も多いからこそ、自分に合った家電を選抜できているようだ。

パナソニックZ世代社員がおすすめする“推し家電”とは

 筆者の“推し家電”は衣類スチーマー。筆者が対談を行った当日に着ていた服にも使用してきたという話をすると衣類スチーマーの魅力で盛り上がり、大木さんも井上さんも除菌脱臭もできるという点が便利だと話してくれた。

 

井上さん:衣類スチーマーはアイロン台が必要なくハンガーにかけている服に使用できるので省スペースになるのも1つの魅力だと思います。また、週末にアイロンをかける時間を設けなくても「今日着ていこう」と思った衣服に手軽にスチームをかけることができるのでいいですよね。

 「PRsquare」で筆者が試した新しい衣類スチーマーは筆者の自宅にある旧型と異なり「静電タッチ式スチーム操作」が搭載されていた。ボタンに触れるだけでスチームが出続けるので腕に負担がかかりにくく、シワを伸ばしたい方向に簡単に傾けられるようになっていた。またパナソニックでは衣類スチーマーを含む家電の定額利用サービスも行っており、Z世代の新生活に寄り添ってくれている。

 今回の対談を通じて、Z世代は機能や価格だけでなく、「自分が充実できるか」を重視して家電を選んでいることが明らかになった。Z世代が求める働き方と生活スタイルは、家電選びからも伺えるように、多様で豊かになってきているのではないかと実感できた。リモートワークの増加やSNSの影響もあり、家電は生活を豊かにするための重要なツールでもあり、単なる所有物ではなく暮らしの豊かさや充実感を追求するものとして捉えられているのかもしれない。

現役大学生が「パナソニック 目黒ビル」を見学 社員と家電の“つながり”から見えたZ世代の理想の働き方と暮らし方

Z世代にとってあこがれの職場環境である本オフィスは、リモートワークが主流の現代においても出社を促す「働きやすさ」を重視している。

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