2024年もゲーマーは忙しくなる 人気シリーズ新作が続々、想像を超える次世代機発表も期待
任天堂の次世代機もそろそろ発表されてほしい
ところで、(あくまで個人的には)2024年あたりに任天堂の次世代機についての発表があってもおかしくないのではと考えている。Nintendo Switchは発売から約7年経過しており、据え置き型ゲーム機の発売ペースが遅くなっているとはいえ、次が出てもおかしくない頃合いだからだ。
実際、2023年には任天堂の次世代機に関する噂がいろいろと出回っていた。もっとも、噂が外れていたり公式に否定されていたりするのだが、ユーザーが求めているのは事実である。
噂や予測では「Nintendo Switchの下位互換機能がついたスペックアップ版」であることが多いものの、個人的にはそれは避けてほしいと思っている。やはり任天堂のゲーム機は新たな遊びを用意してほしいからだ。
単純に上位機のようなものを出すと、良くてニンテンドーDSのあとのニンテンドー3DS、悪いとWiiのあとのWii Uのようになりかねない。もちろん下位互換機能はあればうれしいのだが、その機能が新しいゲーム機において最重要だったことはないというのもある。
また、仮に何か新しい挑戦をして失敗しても、それが後に日の目を見ることがある。Wii Uは失敗したハードだったが、『マリオカート8』はその後Nintendo Switchで最も売れたゲームになったし、「スプラトゥーン」シリーズを生み出したという意味でも大きな価値があった。なにより、Nintendo Switchの据え置き型と携帯型のハイブリッド制は、Wii Uの二画面構想がなければ生まれなかっただろう。
ただ、まったく新しい仕掛けを用意した据え置き型ゲーム機を出すとして、どういうギミックを仕込むのかはわからない(そもそもゲーマーの予想を裏切る必要があるわけで、予想できてはならないのだが)。このあたりが難点ではあるものの、任天堂の次世代機にはそういう想像を超えるものを期待している。
逆にいえば、そういった新しい可能性が見つかるまではNintendo Switchの時代が続くのかもしれない。2024年に発売されるゲームを楽しみつつ、新しいゲーム機の可能性にも期待を寄せたい。