着るコタツより快適!? 着る電気毛布 『くるみケット Over』をZ世代女性が試してみた
今週末は10年に一度とも呼ばれる「最強寒波」が到来。本格的に寒い冬がはじまりました。冷え性の私は、家の中にいても身体が冷える悩みを抱えています。とはいえ、暖房を使いすぎるのも光熱費が気になる......。そんな私にとって「着る毛布」は気になるガジェット。山善の『くるみケット Over』は、冬のおうち時間を快適に変えるカギとなるのでしょうか?その実力をレビューします。
ワンタップで温度調節『くるみケットOver』の使い方
『くるみケットOver』は、頭からかぶるタイプの毛布。首元にボタンがあるので脱着もしやすいです。適応身長は135〜180cmだそう。
暖房機能のついた毛布は、ヒーターやケーブルの重量で動きづらい印象がありました。しかし「くるみケットOver」は、本体重量は約1㎏で軽量かつ柔軟な素材のため、着ていてもそこまで重さを感じません。
ヒーターは、肩に 2 面と背中・腰に2 面を配置し、それぞれ 2 面ずつ単独運転が可能です。電源・温度調節ボタンを押すことでランプが点灯し、暖房運転が始まります。ボタンを押すごとに温度設定が「強」→「中」→「弱」に切り替わります。
上記写真でランプが点灯している、四角が大きい方の右側のボタンが「背中・腰」。左側の四角が小さい方のボタンが「肩甲骨」をオンにする設定です。ワンタッチで簡単に電源のオン・オフや温度調整ができ、色で強弱が把握しやすいです。
Z世代女子が実際に着用して1日を過ごしてみた
ヒーターユニットの肩甲骨、背中・腰を両方ONにしました。5分ほどすると、ほんのり背中や腰回りが暖かくなってきます。背中が暖かくなることで全身がポカポカと暖かくなってきました。
1000mAhバッテリーを利用した時の使用時間は肩甲骨周辺ヒーター2枚のみだと約13.5時間、背中・腰周辺ヒーター2枚のみだと約7時間だそうなので、ほぼ1日中使えそうですね。ヒーターを全てONにすると約4時間暖かさが継続しますが、全てのヒーターを使う場合は、途中でモバイルバッテリーを充電した方が良いかもしれません。
普段はリモートワーカーの私はパソコン作業で長時間座りっぱなし。どうしても体が冷えてしまうことがあります。そんな寒い日や長時間の作業中でも、この「着る電気毛布」が心強い味方となってくれます。
ゆったりとしたシルエットで少々動きづらいのかな?と思いきや、全く重くなく、身動きもとりやすかったのでびっくり。これを着たままお皿洗いをしたり、洗濯物を干したり、掃除機をかけたりといった家事も難なくできそうです。
『くるみケットOver』は全体的にゆったりとしたシルエットなので、座椅子にも座りやすい。まるでこたつに包まれているような気分で、ご飯を食べたり、暖かい飲み物を飲んだりテレビを見たりと、リラックスタイムを一層充実させてくれます。心地よい毛布の中で、自分だけの小さな癒し空間が広がっているような感覚が広がります。お手入れは、本体の丸洗いOK。食事などで汚しても安心です。
さらに、暖かさとおしゃれなデザインを両立しているのも女子には嬉しいポイント。可愛らしいカラーは、着るだけでテンションを上げてくれます。靴下やレッグウォーマーなど、他の冷え対策アイテムともデザインの相性が良さそう。冬でも、おうちでおしゃれに可愛い服を着られると気分が明るくなってきます。
ただデザイン性はいいのですが、一方でセーターなどの分厚い服を着ていると暖かさが感じづらいかも。中に着る物を調節しながら使ってみてください。また、少しダボっと着る感じにはなるので、パソコン越しだとパジャマっぽく見えてしまうかもしれません。リモートワークでの大事なミーティング中にはあまり向かないので、時と場合によって使い分けたいですね。
電気毛布は消費電力が低く、エアコンやオイルヒーターなどの暖房機器と比べて電気代を削減することができるんだとか。『くるみケットOver』で全身を温めることができれば、暖房を使う機会も減りそう。少しでも電気代を節約したい人にとっては家計を助けてくれるありがたい存在になりますね。
『くるみケットOver』は機能性とデザイン性を両立させた、寒い季節にぴったりの「着る電気毛布」でした。モバイルバッテリーの容量にもよりますが、ほぼ1日中使え、自在に温度を調整でき、さらには、リモートワークや日常生活での使い勝手が良いのも魅力。この冬、自宅で寒い思いをして困っている方は、かなり快適になりますよ。冷え対策としてぜひチェックして見ては?
■参考情報
https://book.yamazen.co.jp/product/detail/I00008182
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