UCCのコーヒー愛を感じる『DRIP POD YOUBI』 君もコーヒー沼に“ドリップ”はまってみない?

UCCの『DRIP POD YOUBI』

 リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく。

 第6回は編集部唯一の昭和生まれ、寒いオヤジギャグ(駄洒落)で若い編集部員たちを日々、困惑させているガジェット系担当の小川がお届け。

UCCのこだわりがたっぷり詰まったコーヒーマシン

 自宅でも編集部でもコーヒーが欠かせない「NO COFFEE,NO LIFE」な日々を送っている自分にとって、ありがたいガジェットのひとつがコーヒーマシンだ。最近はコーヒー好きがバレてきたせいか、レビューのお誘いがくるのが密かに嬉しい。今回は数多あるコーヒーマシンの中で、日本のコーヒー業界のリーディング・カンパニーたるUCCが手掛けた『DRIP POD YOUBI(ドリップ ポッド ヨウビ)』について語りたい。

 このコーヒーマシンはプロが淹れたようなハンドドリップ・コーヒーを手軽に味わえるようにと2015年にローンチされた「DRIP POD」シリーズのフラッグシップアイテム。3年半振り、2023年秋に発売されたシリーズ最新作でもある。

 編集部に届いた箱を開封すると、まずスタイリッシュなデザインが目をひく。これは建築や家具デザインなどでも活躍する空間・プロダクトデザイナー二俣公一氏が手掛けたもので、これまでのシリーズと違って上部にキャリーハンドルを設けているのが特長。リビングから書斎までと気軽に持ち運んで使えるように、「用」いやすさと「美」しい心地よさを込めて”ヨウビ”と名付けられたそうだ。

繊細なハンドドリップの味わいを誰でも手軽に

 さて、気になる味わいについて語る前に軽くコーヒー(マシン)の淹れ方について触れておきたい。コーヒーは大きく分けると二通りの淹れ方があり、コーヒー豆にお湯を通すことで成分を抽出する「透過式」と、あらかじめコーヒー豆を湯に浸してから抽出する「浸漬式」に分類される。前者はハンドドリップやエスプレッソなどで、後者はサイフォンやパーコレーターなどがそれに該当する。

 「DRIP POD 」シリーズはその透過式で最もオーソドックスな技法であるハンドドリップを手軽に味わえるように、UCCが長年蓄えてきた知見や技術を詰め込んで開発されたコーヒーマシンでもある。

撮影は弊社のインターンスタッフに協力してもらった

 使い方は簡単で基本的にはコーヒー粉が入った「ポッド」をカプセルから取り出してマシンにセット、上部にあるコントロールパネルから濃さや量などを選び「Drip」ボタンを押すだけ。後はハンドドリップで重要となる湯温や流入スピード、蒸らし工程などを自動でおこなってくれる。コーヒーの種類は現在、12種展開されており、バランスのとれた「ブルーマウンテンブレンド」、コク深い「有機栽培コロンビア」、力強い苦味が特長の「マンデリン&ブラジル」などがある。フルーティーな味わいが好きなので今回は「モカ&キリマンジャロ」をチョイス。

 なお、ハンドドリップ好きやマニアに「湯量はどうするのか?」と突っ込まれそうな所だが、実はポッドを封するカプセルに推奨湯量が記載されているので、上部タッチパネルで目盛りを合わせるだけで最適な味わいとなる仕組み。動作音は極めて静音でちょっと離れていると聞こえない程で、静かな書斎やオフィスでも気にならないレベル。暫し待てば抽出完了だ。

 カップに注がれたコーヒーからは良い香りが漂う。口に含むとまろやかで、ほのかに柑橘系の甘さや酸味を感じる。味は個人差や好みがあるので他にも他部署も含めて数人に違う味を体験してもらったが、総じて「香り高い」「複雑な味わいが分かる」「優しい口当たり」「黙って出されたらお店の味」などのコメントが上がった。この上品な味わいを自宅やオフィスで気軽に味わえるのは嬉しい所。

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