全自動でハンドドリップ! 未来を感じさせるIoTコーヒーメーカー『Hikaru V60 Smart Brewer』
コーヒー器具メーカーHARIOから、先端テクノロジーを取り入れたIoTスマートコーヒーマシン『Hikaru V60 Smart Brewer』(以下、『Hikaru』)が登場。IoTの技術を駆使し、水量や温度を緻密に制御してコーヒーを自動で淹れてくれる。毎日、欠かさずコーヒーを嗜むコーヒー好きであり、自宅ではハンドドリップ派の筆者が、最新テクノロジーを駆使したコーヒーマシンを実際に試してみました。
シンプルで上品。今までにないコーヒーマシンのカタチ
『Hikaru』のファーストインプレッションですが、言われるまでコーヒーマシンだとは分からない、まるでアート作品のようなビジュアルだと感じました。コーヒーマシンといえば縦型の印象が強いのですが、横に長い『Hikaru』のデザインはかなり新鮮。
横幅は17cmほどとコンパクトなので、キッチン家電の隙間にもフィットします。洗練されたデザインは、リビングの見えるところに置いてもおしゃれなインテリアとして機能しそう。友人を家に招いたらきっと目を引いて褒められるんだろうな、とイメージが膨らみます。
全部お任せ!『Hikaru』でコーヒーを淹れてみた
お手並み拝見、ということで実際に『Hikaru』でコーヒーを淹れてみます。
まずはタンクに水を注入。タンクの下部には、高性能なスケールを内蔵しており、1mL単位での水量の調整をしてくれるそう。
続いて、ドリッパーに紙フィルターを取り付け、コーヒーの粉を入れます。表面を均一にするのがポイント。
サーバーの上にドリッパーをセット。スイッチを入れるとライティングが幻想的な雰囲気を醸し出します。
今回は、Hikaru専用のコーヒー粉を使ってみました。パッケージの裏のQRコードを専用アプリで読み取ると、豆の産地や焙煎度に合わせた最適な水温・水量などを提案してくれます。
レシピが表示されたら、あとはアプリ画面の抽出をクリックするだけ!
オレンジ色のライトが点灯し、タンク内の水が温められます。アプリで温度の上昇をチェック。温度が上がるにつれ、沸々とお湯が湧き上がる音が聞こえてきました。何かが始まりそうなワクワク感があります。
お湯が設定温度まで仕上がると、上部からジャーっと落ちてきました。流速は、コーヒーのおいしさを決める重要な要素。5つのシャワー口から出てくる流量は10段階で調整が可能で、美味しく飲めるよう設定してくれるそうですよ。人がハンドドリップするにはコツがいりますが、このマシンならすべてお任せ。
円形の本体にはLEDライトが内蔵してあり、抽出の過程をライトアップしてくれます。落ちていくコーヒーと反射する光がとても幻想的で、コーヒーを待つ瞬間を視覚でも楽しめました。5〜6分ほど待つと音声が流れ、出来上がりを知らせてくれます。
今回はアプリを使い、おすすめレシピに従ってコーヒーを淹れてみましたが、自宅にあるコーヒー粉を使って本体のボタン操作で抽出することも可能です。プリセットレシピはS〜Lまでサイズを選ぶことができ、コーヒー豆と水量によって出来上がり量を調節できます。
オリジナルの抽出レシピを作成することもでき、水温・水量・流速・蒸らし時間などのカスタマイズを行い、ライブラリーに保存することも可能。その日の飲みたい味や量によって選んでみて。