『フリースタイル日本統一』#8ーー呂布カルマが実力を認めたラッパーを吸収なるか?
裂固、肩慣らし程度にライム殴打〈お前 途中脱落 残念 余裕綽々〉
そのままの勢いで、楓は続く:DSLowvvにも勝利を収めるが、そのまま“3タテ”とはならず。KANDAIを前に、次鋒・裂固を登場させることとなった。選ばれたビートは、DJ Koki「CITY SPARK」。
KANDAI:今日は高くまで登ってくフライト 田舎レペゼンの田舎っぺ大将
裂固:俺も背負ってる田舎街 お前は島流ししてる 俺は板挟みの東京でも逃さない/俺が取るぜ 楓の仇 俺にボコられてお前帰れよ田舎に
KANDAI:俺は真実を伝えに来た 東京のシーンにはいないMCだ
裂固:お前みたいなザコの称号は剥奪 そしてれっこがお前の心臓を速攻虐殺 分かるだろ それがお前 お前 途中脱落 残念 余裕綽々
KANDAIが1ターン目で放った“田舎”のワードから、田舎街、島流し、板挟み、逃がさないと、すかさず4つのライムを連打。さらにそのターンの8小節目には再び〈楓の仇〉と〈帰れよ田舎に〉で、“田舎”のトークテーマがループするような構成に。この“帰れ田舎に”は、フリースタイルバトルにて多用されるフレーズのひとつではあるものの、ここでは自チームの仲間の名前と掛け合わせた点で、使い回しではない見事な言葉選びだったといえる。
KANDAIもまた、裂固が“ジャックザリッパーのよう”と自らを形容したことに、それは誤りであり〈俺は真実を伝えに来た〉と応戦。〈東京のシーンにはいないMCだ〉は、OZROSAURUS「Profile」から引用した最高のラインだったが、それでも裂固の〈ザコの称号は剥奪〉から始まるダメ押しを上回ることができず。その模様は、TEAM福井メンバーもお手上げと言わんばかりに、気まずそうにニヤけてしまったほど。さらに、楓が繰り出していた“心臓”のワードもさらりと拾い上げている点で、なんとも達者なものかと思わされてしまった。
もちろん、結果は裂固が満場一致で勝利。TEAM東海は、呂布カルマのお眼鏡にかなったKANDAIを吸収し、2回戦へと駒を進めるのだった。次回の【#9】では、TEAM京都とTEAM大阪による一戦がオンエアを予定されている。
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