藤本美貴、つんく♂と9年ぶりに再会 「時期を逃したらなかった」モー娘。電撃加入の裏側を語る

 藤本美貴が自身のYouTubeチャンネル「ハロー!ミキティ / 藤本美貴」を2023年10月21日に更新。同チャンネルが開設から5年目に突入したことを受け、つんく♂と対談する記念企画が行われた。

【前編】つんく♂×藤本美貴 対談 〜出会い/ソロデビュー/モー娘。加入 編〜【ミキティch 5年目突入記念!】

 対談が行われたのは9月、都内スタジオにて。つんく♂の姿を見るまで、変な緊張感を覚えていた藤本だったが、つんく♂の登場で「安心できた」と思ったそうだ。久しぶりの再会だったが、変わらぬ姿に安堵を覚えたという。つんく♂は「おれはちょこちょこテレビでも見てるから、普段の活躍も分かってるけど、こうやって生で会うと、いい意味で変わってないし、ちゃんとプロしてるな〜と思います」と伝えた。

 藤本がつんく♂と実際に会うのは、2014年11月に行われた道重さゆみの卒業ライブ以来だという。今回は「出会い」「ソロデビュー」「モー娘。加入」の3ブロックのテーマに分けられ、対談が行われた。

 藤本はつんく♂と初めて会った時について、「芸能人だと思った。怖いくらいのオーラを感じた。当時はこんなに優しいつんく♂さんだって思わなかった。『つんく♂やで』ってオーラを感じた」と回顧。確かにシャ乱Qとして90年代に大活躍していた姿を北海道(藤本の出身地)で見ていたならば、そう感じるのも無理はないだろう。

 藤本といえば、2002年に発売された3rdシングル「ロマンティック 浮かれモード」が『NHK紅白歌合戦』出場ソングにもなった代表曲だが、藤本が「よく『3曲目が勝負だ』って言われていたんですが、作っていて、そういう認識でしたか?」と聞くと、つんく♂は「そういう意識はない。正直、最初から売れて欲しい」と回答。加えて、「ただレコード会社は3曲目あたりまで、デビューの予算を組んでるから、3曲目あたりに残っている予算を突っ込む」と業界の裏話を明かした。

 そして藤本は2002年に初出場した『NHK紅白歌合戦』放送終了後に所属事務所に呼ばれ、つんく♂からモーニング娘。への加入を告げられたそうだ。つんく♂が「それはいま、振り返れば、そのタイミング逃してたら、もう(加入は)ないよねということ。一番ええときじゃないと、かっこ悪いやん。お互いに」と振り返ると、藤本も「たしかにそう考えると、良いタイミングでしたね」と返した。

 当初、藤本はモー娘。加入で少し思うところがあったそうだが、結果、話題性という意味で、彼女にとっても、グループにとってもプラスに働いたことだろう。つんく♂はモー娘。の魅力・おもしろさについて、「違和感で成り立っている。安定すると、なんか曲もつまらなくなっていく」と明かす。そういう意味でも、藤本の電撃加入で、モー娘。のイメージをまた変えることに成功していた。

 さらに、藤本は「歴代メンバーで一番タイプなのは誰ですか?」と禁断の質問も投げかける。つんく♂は具体名を言及せずに、前編はこれで終了した。後編では「藤本のモーニング娘。脱退について」「つんくのハワイ生活・家族への思い」などが語られるそうだ。

約15年ぶりにつんく♂さんにお会いしました。

 同年8月には、後藤真希が自身のチャンネルで、約15年ぶりにつんく♂と再会を果たし、大きな話題となった。いまだからこそ、語られることもあり、こういった対談企画は、当時からずっと追いかけているファンにとって、たまらない内容であることは間違いないだろう。

 そういう意味でも、今後、つんく♂とモーニング娘。の元メンバーの対談や再会も増えるのではないだろうか。ファンは今後も彼女たちとつんく♂から発信されるコンテンツを期待して待っていよう。

後藤真希、つんく♂と約15年ぶりに再会 「モーニング娘。」時代を振り返る

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