LE SSERAFIMが『ドリアカ』MISSON2にサプライズ登場 彼女たちが世界を魅了する理由を紐解く
今回は先輩アーティストとしてのポジションで登場したLE SSERAFIMだが、実はHYBEがプロデュースに関わっている点で『ドリアカ』とLE SSERAFIMの海外戦略には類似点も多い。まず注目すべき点はLE SSERAFIMの、グローバル展開を視野に入れたSNS戦略だろう。
彼女たちはX(旧Twitter)、YouTube、Instagram、Facebookなど、基本的なSNSアカウントを開設した後、それらをグローバルアカウントとして運営しており、英語と韓国語での投稿を行っている。さらに、HYBEが買収したV LIVEや日本市場、中国市場向けのアカウントも積極的に展開している。その点では『ドリアカ』のショート動画での配信アプローチも海外展開を見据えた試みの一つであり、デビュー直後から世界を見据える姿勢に重なるところがあるのではないか。
そしてなにより、今回LE SSERAFIMが『ドリアカ』に出演したような“海外規模のコラボ”でファンを増やす戦略そのものもファンの心をくすぐる。実際、日本のアーティストとLE SSERAFIMのコラボも多い。今年7月には、THE MUSIC DAY(日本テレビ系)で彼女たちのファンであると公言しているフィギュアスケーターの本田真凜ともコラボをしている。さらに8月にリリースされた日本2ndシングルでは、「UNFORGIVEN(feat. Nile Rodgers, Ado)-Japanese ver.-」を発売し、Adoとのコラボを実現。『ドリアカ』で結成されるグループとの将来的なコラボも是非期待したいところ。
グループ名の「LE SSERAFIM」の由来は、「IM FEARLESS(私は恐れ知らず)」という言葉をアナグラムにしたもの。「FEARLESS」という単語からもわかるように、グループ名には「世の中からの視線を恐れることなく前に進む」という強い意志が込められている。LE SSERAFIMから直接アーティストとしてのパッションを受け取った『ドリアカ』メンバーたちは、どのように更なる進化を遂げていくのだろうか。
メンバーを待ち受けるのは、いよいよ最後の関門となるMISSION3だ。「様々なコンセプトを通して、多才な芸術性を見せよ」というテーマを提示された『ドリアカ』メンバーたち。彼女たちに求められているのは、芸術性を追求しながらも“恐れ知らず”なチャレンジに一歩踏み出す勇気なのかもしれない。
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