『キングオブコント2023』優勝本命芸人は? 要注目5組のYouTubeチャンネルから分析
『キングオブコント2023』(TBS)の決勝戦が、10月21日に放送される。今大会のファイナリストは連続進出中のニッポンの社長やや団、2年ぶりの決勝となる蛙亭、実に7年ぶりに決勝を果たしたジグザグジギーやラブレターズなど、これまで以上に強豪がひしめく熱い大会となっている。この記事では今回決勝初進出を決めた5組に注目し、彼らのYouTubeチャンネルからその魅力を紐解いていきたい。
ゼンモンキー
結成3年目、ワタナベエンターテインメント所属のトリオ。独特な雰囲気を持つ荻野の生み出すコントは結成3年目とは思えないほどの面白さを誇っている。オドオドとしながらも核心を突く 荻野将太朗のツッコミを軸としつつ、インパクト抜群のキャラクターを演じるヤザキと、端正なルックスに俳優顔負けの演技力を見せるむらまつと、3人のキャラクターバランスが絶妙。特に、KALDIのバイト初日に強盗に入られる『KALDI強盗』は、設定、あるある、ワードセンス、全てにおいてとても完成度の高いコントだ。
そんな彼らのYouTubeチャンネル・ゼンモンキーのウッキーチャンネルでは、ファンからの質問コーナーや、ラジオ番組「ウッキーラジオ」の配信など、彼らの素の部分を深く知ることができる。それぞれがまったく違う魅力を放っているので、この決勝を機に一気に人気が爆発しそうなトリオだ。
隣人
結成11年目、吉本興業所属のコンビ。そこに背景が見えるような舞台上を動き回るネタが特徴で、多少の設定の無茶を力技でどうにかしてしまうお笑い筋力の強さは今大会でもトップクラス。彼らのYouTubeチャンネル・隣人ドーム前千代崎では、ネタはもちろん破天荒な彼らのその片鱗を垣間見ることができる。
なかでもリズムネタ『懲役5秒』は、少しだけ悪いことをした人間を即逮捕し懲役5秒に処す、という文面だけ見れば全く意味の分からないネタなのだが、一度見れば真似したくなるような中毒性を誇り、いつTikTokやショート動画でバズってもおかしくない破壊力を秘めている。決勝の舞台でも、技を越える限りないパワーコントを見せてくれるのか楽しみでならない。