『キングオブコント2021』ファイナリストがYouTubeで魅せる企画力 決勝前に抑えておきたい動画は?

キングオブコントファイナリストYouTubeの魅力

 10月2日に決勝を控えた『キングオブコント2021』。今年から「即席ユニットでの出場が可能」となり、どういった大会になるのか想像もつかなかったが、蓋を開けてみればファイナリストとして残ったのは、劇場でならしにならした強者達。大会史上最も「渋い」メンバーが出揃った。そんな彼らのYouTubeチャンネルも激渋のものばかり。今回は10組の決勝進出芸人の中から4組をピックアップして紹介したい。

ニューヨーク Official Channel

 10組の中でYouTubeに一番力を入れているのがニューヨーク。M-1グランプリの2年連続の決勝進出や、『キングオブコント2020』準優勝で今年ブレイクを果たし多忙を極める彼らだが、YouTubeにかける想いは並々ならぬものがある。

 ほぼ毎日更新に加え、週に1回「ニューヨークのニューラジオ」という1時間半のオリジナルラジオ番組を欠かさず配信している。企画の内容も他芸人を交えてのトークや、好きな音楽、漫画を語る趣味嗜好を活かした動画などスタンダードなものから、ブリーフの中に何が入っているかのを当てる「白ブリーフの限界を調べてみた」、コンドームに水を入れてお届けする「ウーバーコンドーム」、相席居酒屋やナンパBARでリアルナンパをする「潜入ナンパ」などイカレ散らかしたものまで、その幅は日米間の距離よりも広い。

ザ・エレクトリカルパレーズ

 なかでも2020年11月に公開された『ザ・エレクトリカルパレーズ』は星の数ほどあるYouTubeコンテンツでも「超大作」と言える動画だった。NSC東京校17期生で構成された謎のグループ「ザ・エレクトリカルパレーズ」、通称「エレパレ」。その秘密を探るべくニューヨークが芸人たちに取材をし、ベールに包まれた正体を明らかにしていくというドキュメンタリー動画。再生時間は2時間を超え、そのほとんどが芸人たちのインタビューのみ。テロップやBGMは皆無で決して気軽に観られるような動画ではないのだが、芸人達の身を切るようなエピソードとニューヨークの取材力によって、気がつけば一瞬で「ザ・エレクトリカルパレーズ」の深淵にたどり着いてしまう。このような生々しすぎる動画を公開できるのがニューヨークの魅力のひとつ。

蛙亭のケロケロッケンロール

 蛙亭のYouTubeチャンネル『蛙亭のケロケロッケンロール』も面白い。ポッドキャスト番組『蛙亭のオールナイトニッポンi』でも見せている、仲が良いとか悪いとかそういう括りでは測ることができない二人の絶妙なかけあいはYouTubeでも健在。彼らのこと知れば知るほどその歪な関係性の虜になってしまう。月に1~2度のペースで1時間の生配信に加え、イワクラが中野周平にオトナの玩具を試す企画、イワクラが撮影した「絶対にいけるけど絶対にいったらアカン女」の自撮り写真を交えてその危険性を中野に教える企画など蛙亭にしかできない企画を多数投稿している。

蛙亭 (中野 周平) – ハッピー・ジャムジャム / THE FIRST TAKE

 そのなかでも二人のパーソナリティを深く知ることのできる動画が『THE FIRST TAKE』だ。本家THE FIRST TAKEのフォーマットに乗せてイワクラと中野がおのおのが歌いたい曲を全力で披露するだけの動画なのだが、二人がチョイスした選曲が「絶妙」の一言。伝わらない人間にはおそらく0.1ミリも伝わらないが、刺さる人間には永遠に心臓に突き刺さる魔剣のような動画になっている。



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