“ピノのゲームセンター”が渋谷にオープン 『ボンバーマン』コラボやAI活用のRPG、“ピノくん”との合コンも
森永乳業のアイスクリーム「ピノ」のゲームセンターが、10月5日から10月8日の期間限定でオープンした。場所は、渋谷道玄坂にある「ZeroBase渋谷」だ。
ここでは、10月9日から販売する「ピノゲー」を先行プレイすることができる。今回は実際に「ピノゲー」を体験し、開発担当者に話を聞いた。
「ピノゲー」とは
「ピノゲー」は、2022年から始まったピノとゲームを掛け合わせたキャンペーンだ。「ロングセラーブランドだからこそできる、商品を主役にした企画をできないかと考えました。ピノの楽しさを増す手段としてゲームを利用し、ピノゲーの企画が始まったんです」。企画の主役になることができるのは、さすがの商品力である。
キャンペーン第1弾では、パッケージで遊べる「フタ裏ゲーム」や「黒ひげ危機一発」といったアナログゲームを販売。そして第2弾となる今回、フタ裏のQRコードを読み取るとプレイできる、ARゲームを販売することとなった。
ゲームタイトルは、KONAMIとコラボした『ボンバーピノ(BOMBERPino)』を含めた4タイトル。それらが先行プレイできるイベントとして、「ピノゲーセン」が誕生した。
「2019年から続いた自粛期間から解放され、2023年はみんなが直接顔を合わせることができる世の中になってきたと感じています。あのときのように、みんなで盛り上がる時間をもっとつくりたい。そんな思いから、2023年は、テーマを『みんなでピノゲー』にアップデートしました」
今年のキャンペーンテーマは「みんなでピノゲー」。シェアをして楽しむことができることがピノの魅力だ。その魅力がより活きてくる時代になったタイミングで、今回のテーマが生まれている。
1階 フォトスポット
「ピノゲーセン」は、地下1階から地上2階の3フロアで構成されている。入場料は200円で、ひとり一箱ピノがプレゼントされる。ちなみに、ゲームはすべて制限時間が5分と定められている。理由を聞くと、「5分がピノの食べごろの時間だからです」という粋な回答が返ってきた。ゲームプレイし、一番おいしいタイミングでピノを味わい楽しむことができるのだ。
まずは地上1階から見ていこう。巨大なピノが出迎えてくれ、奥には今回のゲーム全4タイトルが並んでいる。
設置されているQRコードを読み取ると、それぞれのゲームがモニターでプレイできるようになっている。
今回は『ボンバーピノ(BOMBERPino)』というビッグタイトルとのコラボも実現している。「コナミさんの大ロングセラーブランドである『ボンバーマン』とコラボさせていただきました。また、今年は『みんなでピノゲー』をテーマに掲げているので、“みそボン”は絶対入れてほしい!とコナミさん側に懇願しました」
“みそボン”とは、“みそっかすボンバー”の略である。倒れてしまったキャラクターが外から爆弾を投げ入れ、まだ生きているプレイヤーの邪魔をできるというルールだ。ゲーム内でもみんなとのつながりを意識するという、コラボのこだわりについて語ってくれた。
地下1階 ピノゲースポット
地下1階を見ていこう。ここではプレイ人数の4人1組になって、ゲームに熱中できるスペースとなっている。ちなみに、4人以下でもCOMがプレイヤー対応をしてくれるので、ひとりからでもゲームは楽しむことができる。
「今回のゲームにはAIも搭載しており、自身の行動が反映されるようなしかけも用意してあります」
『ピノRPG』にはChatGPTが導入されており、攻撃する際にキーワードを打ち込むと、攻撃力が上昇することもある。コマンドを選んで進めるだけではない、オリジナリティもあるのだ。ほかにも、『ボンバーピノ(BOMBERPino)』ではAIが実況コメントを生成するなど、各ゲームにAI技術が導入されている。