ハローキティがApple 表参道にサプライズ登場 サンリオ新作ゲームはキャラクターたちが勢揃い
サンリオキャラクターズの箱庭ゲーム『Hello Kitty Island Adventure』が、Apple Arcadeにて7月28日より配信を開始する。それを記念して、ハローキティが7月25日にApple 表参道にサプライズ登場した。
人だかりの多い表参道にハローキティが登場すると辺りは騒然。店外、店内の多くの人がスマートフォンでハローキティにカメラのシャッターを切っていた。アップルストアに入店すると1F奥のApple Arcadeのポップの前で記念撮影。辻朋邦氏(株式会社サンリオ 代表取締役社長)とのツーショットのほか、Apple 表参道のスタッフとも触れ合い、「笑顔の時間」を届けていた。
ハローキティのサプライズ登場の後にはプレス向けの辻氏によるあいさつと『Hello Kitty Island Adventure』の体験イベントが行われた。サンリオが創業以来、理念として掲げてきたのが「みんななかよく」。一人でも多くの人を笑顔にしていくというところで、ぬいぐるみを中心とした商品で魅力を伝えてきたサンリオが、「グローバルエンターテイメント企業を目指していくなかで、今までとは違うデジタル領域へのチャレンジが今後求められると思っている」と辻氏は語る。実際にゲームをプレイした辻氏はお気に入りの点について、「3DCGでの可愛らしさだったり、キャラクターごとの表情がユニークにデザインされていて、今までとは違った魅力、それを表現するグラフィックの洗練さはよくできていると思っております。キャラクターそれぞれのストーリーに関しても、『なかよし』といった部分が組み込まれています」と太鼓判を押していた。
『Hello Kitty Island Adventure』は、「オープンワールドライフシムゲーム」と呼ばれるいわゆる“箱庭系ゲーム”。冒険を通して、ハローキティやクロミ、シナモロールといったサンリオキャラクターズと親友になるのが主な目的だ。舞台となる「ビッグ・アドベンチャーズ・パーク」での冒険は「友情」が鍵となっており、そこにはこれまでサンリオが大切にしてきた、人とのつながりや笑顔を作り出すような展開が息づいている。「なかよしレベル」「ギフティング」といった部分で、サンリオキャラクターズと時間をかけて築き上げていく関係がそれに当たる。
配信開始時に登場するのは、ハローキティ、マイメロディ、クロミ、けろけろけろっぴ、バッドばつ丸、ポムポムプリン、チョコキャット、シナモロール、ぐでたま、アグレッシブ烈子、ポチャッコ、リトルツインスターズ(キキ&ララ)、タキシードサム、あひるのペックル、ハンギョドン、ハローミミィ、ディアダニエル、ビッグチャレンジの18キャラクター。ローンチから最初の30日間は、その期間でのみ手に入れられる限定のアイテムの配布イベントも予定されており、さらにローンチの約1ヶ月後には衣装やエリア、ビジターの追加も予定されているという。
筆者も実際に30分ほど『Hello Kitty Island Adventure』をプレイしてみたが、直感的な操作とサクサク進んでいくクエストの没入感は取材で来ていることを忘れるほどであった。ただ島を探索しているだけでも楽しく、まだ水には潜れなかったり、行けないエリアがあったりとエリアの奥行きも感じさせる。そしてなんといっても、サンリオキャラクターズが勢揃いしていることは最大の魅力だ。中でも海外人気が高く、日本ではあまりお目見えの少なかったチョコキャットが登場していること、ハローキティをはじめとしたキャラクターたちとの物語が展開していくことはファンにとってうれしい要素と言えるだろう。
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