新モード「キャッスル」はカオスも楽しいパーティーゲーム 『スーパーボンバーマン R 2』対戦型イベントに参加してみた

『スーパーボンバーマン R 2』体験レポート

 7月某日、都内にて『スーパーボンバーマン R 2』の対戦型イベント「みんなでボンッ!バトル」が開催され、メディア7媒体が取材を兼ねて参加。真夏の熱戦が繰り広げられた。

白ボンは会場で愛嬌を振りまいていた
白ボンは会場で愛嬌を振りまいていた

 パーティーゲーム「ボンバーマン」シリーズ最新作となる『スーパーボンバーマン R 2』は、9月14日にPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、Steam、Nintendo Switch向けに発売される。『スーパーボンバーマン R』は2017年に発売され、2021年には『スーパーボンバーマン R オンライン』を基本プレイ無料で配信。(2022年12月1日をもってサービスを終了しています。)今作では新たなおもしろさを盛り込んで『スーパーボンバーマン R 2』として登場することになる。

 今回のイベントでは、7つのメディアが参加して新バトルモード「キャッスル」をいち早く対戦。挑戦側(アタックサイド/最大15人)と防衛側(キャッスルサイド/1人)に分かれ、ステージ上の「カギ」と「宝箱」をめぐってバトルするモードで、各メディアはアタックサイドとして宝箱の獲得数を競うというルールだ。

 筆者はスーパーファミコン時代から「ボンバーマン」に親しんできたつもりだったが、大人数でさまざまな要素の入り乱れる「キャッスル」のルールに苦戦。カギの取得には何度も至り、宝箱に向かって走り始めるまではいいものの、キャッスルサイドの白ボンや他プレイヤーの妨害に遭って近づくこともままならない。それでも時おり運も味方して宝箱に接近したが、そのたびに絶妙な妨害に阻まれてしまい、5試合を終えて一度も宝箱取得はならなかった。

 対戦会は各メディアが宝箱を激しく奪い合い、それぞれポイントを積み上げる熱い展開。4試合を終えても決着がつかなかった熱戦で、最後に勝利を収めたのは「アキバ総研」だった。ボーナス100万点(!)というラストマッチを制して、一気に1位の座に登り詰めた。

優勝は「アキバ総研」に決定!
優勝は「アキバ総研」に決定!

 「リアルサウンドテック」チームとしては敗戦という悔しい結果に終わったものの、ゲーム自体は非常に楽しめる内容だったことは記しておきたい。

 まず、スタート地点では(大人数での対戦ということもあり)もれなく毎回カオスが発生し、誰かしらがいきなり爆風に吹き飛ばされる事態に。ただ、ここで吹き飛んでももちろん挽回は可能なため、焦らずアイテムを取得し、妨害し合う先行組を尻目に、漁夫の利を得るような感覚でカギを手に入れるという展開も少なくなかった。

 カギを手に入れれば、あとは宝箱を目指すだけ。しかし当然ながら、キャッスルサイドは宝箱への道をしっかりと守っており、一筋縄ではいかない。しかも道中にはさまざまなギミックが配置されており、その挙動を見極めなければ宝箱にはたどり着けない。それぞれのギミックの動き自体はシンプルで分かりづらさはないが、それらが組み合わさって道を阻まれ続けると……。このゲームはボンバーマン。1ヶ所に留まっていると、後続のプレイヤーから爆風を当てられてしまうのである。

 スタートのわちゃわちゃ感に一通り笑ったあと、集中してカギの取得→宝箱ゲットへの道と歩むものの、思わぬ足止めを食らった隙に爆風で吹き飛ばされ、振り出しに戻る。もしかしたらストレスフルに聞こえるかもしれないが、一つひとつの段階が非常にスピーディーに進むため、「もう1回やり直すぞ!」と瞬時に切り替えられるので、心理的にも健康的にプレイできた。良い意味で“パーティーゲーム”としての色が強く出ているモードと言えるだろう。

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