にゃんたこ、半年間動画更新が止まった理由を告白 「やめてしまうのでは?」ファンからは心配の声
自炊とゲームをする様子を映した動画がバズり、チャンネル登録者36万人以上を抱えるYouTuber・にゃんたこ(2023年9月28日時点)。この半年間更新がなく、「YouTubeをやめてしまうのでは?」という心配も囁かれるなか、突然「生活は変わる」というタイトルで動画をアップした。この記事では活動が止まった経緯とこれまでのにゃんたこの活動から彼女の魅力を考える。
更新が止まったのは「生活が変わったから」
にゃんたこは2023年9月20日の動画内で、更新をしていなかった理由やそれまでに考えていたことを、お決まりの白いテロップで綴った。詳細については動画で確認してほしいが、「生活が変わったことで、自分のYouTubeが変わるのが怖かったから」というのが主な理由だった。しかし、YouTubeで伝える内容が変わっても自分自身は変わらない、ということに気づきチャンネルを更新したのだという。
自分の気持ちに背くようなことをしたくない、何か違うかもなと思ったら納得するまで考える、といった姿勢は動画の当初から見られる。以前も「同じような動画ばかりで飽和状態を感じてしまった」という理由で9ヶ月休んだことがある。そのためファンも「変わろうがどうなろうがそれが自分の人生だからね。にゃんたこさんのファンだから応援してるよ」、「年に一回でもこういう動画でにゃんたこの哲学を聞ければいい」と理解して応援している様子だ。
“普通のOL”だったにゃんたこはなぜ人気に?
にゃんたこが最初にバズったのは約4年半前の「独身OLの孤独な10秒チャージ飯」という動画がきっかけだ。豆腐と塩昆布をまぜてご飯に乗せるだけの簡単な丼ぶりをビールで流し込み、そのままオンラインゲームをするというもの。なんてことないOLの、慎ましい生活に見える。にゃんたこの動画の特徴は、そこに自分の哲学や映画の感想といったテキストを添える部分にある。
もともと映画鑑賞や読書が趣味というにゃんたこは、文章表現のバリエーションが多く、モヤモヤする日常のできごとや心のありようを彼女らしい書き口であらわしてきた。その言葉が多くの視聴者の共感を呼び、「またにゃんたこさんの話が聞きたい」というファンをじわじわと獲得していった。有名になるにつれ、顔を出してトークをしたり、他の配信者とのコラボをしたりと新しいスタイルの動画も増えていった。変化を喜ぶ視聴者もいれば変わってほしくないという視聴者もいたりと悩むこともあったようだが、そういった葛藤も含めて自分の考えを視聴者に正直に伝えている。
YouTuberといえば、ファンが増えていくことに喜びを感じて登録者数を指標にしている人が多い。しかしにゃんたこは数字を重視するというよりかは、自分らしく生きることを優先しているようにみえる。そういった姿勢が人間らしく、視聴者には新鮮に映るのかもしれない。
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