プレイリストをヘビロテ中でも新しい音楽体験が生まれる? Spotifyの「スマートシャッフル」を実際に使ってみた
スマートシャッフルが有効になると、ユーザープレイリスト画面上に表示されるプレイリスト作成者に「+Spotify」という表記が追加される。さらにシャッフルボタンがスパークルマーク付きボタンに切り替わる。またプレイリスト内の楽曲とプレイリストの雰囲気を反映したレコメンド楽曲が「次に再生」リストに追加される。レコメンド楽曲は、曲名の隣にスパークルマークが表示されるため、ユーザーは一目で追加された楽曲を識別可能だ。
スマートシャッフルは、15曲以上のユーザープレイリストの場合、「次に再生」リストに3曲再生するごとに1曲レコメンド曲を追加する。またユーザープレイリストが15曲に満たない場合は、「次に再生」リストに並べられたユーザープレイリストの最後の楽曲以降にレコメンド楽曲を一定数追加する。ユーザーは追加されたレコメンド楽曲が気に入った場合、ワンタップでプレイリストに保存可能。一方、好みでない楽曲は、再生画面上のマイナスボタンをタップすれば削除でき、この操作結果は次回以降のレコメンドにも反映される。
ユーザープレイリストを作成する場合、ユーザーの多くはなんらかのテーマやムード、ユースケースなどを考慮しながら楽曲を選曲していくことがほとんどだろう。そのことを踏まえて考えれば、スマートシャッフルには、プレイリストの内容にあった新しい音楽が発見しやすくなるというメリットがある。これによって、単純に楽曲数だけを増やすのではなく、プレイリストの内容により深みを持たせる形で拡張していくこともできるというわけだ。その意味で前述のレコメンド楽曲を手軽に取捨選択できる操作性は非常に利便性が高い。
このような特性を持つスマートシャッフルでは、具体的にどんな活用方法が考えられるのだろうか? もちろん、さまざまなケースが考えられると思う。その中でもワークアウトやリラックス用に選曲する聴き流し可能なプレイリストで活用するのが特に効果的だと、筆者は考えている。
その理由は、こういったプレイリストは何度も繰り返し聴くことが多く、それだけに飽きもきやすいからだ。しかし、スマートシャッフルを使えば、元のプレイリストのテイストをキープしつつ、自分の好みにあったレコメンド楽曲を自動で追加することが可能だ。これによって、オリジナルのプレイリスト楽曲だけでなく、そのテイストにあったフレッシュな音楽もあわせて楽しめるようになる。
また、特定の年代やジャンル縛りで選曲したプレイリストで活用してみるのも良いだろう。そうすれば、それらのカテゴリーにおける、まだ自分が知らない“自分好みの新しい楽曲"と出会う可能性も高まるはずだ。
特定のジャンルに特化したユーザープレイリスト。スマートシャッフルを有効にすることでプレイリストのテイストや自分の好みにあった新たな音楽と出会えることも。気に入った曲は、そのままプレイリストに保存できる。また削除することも可能だ。
ユーザープレイリストを軸にすることで、よりユーザーの好みにあった新たな音楽との出会いのきっかけを与えてくれるスマートシャッフル。まだ使ったことがない人は、ぜひ本稿を参考に一度試してみてはいかがだろうか。
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