宇多田ヒカル、まさかの“逆オファー”で杏と餃子作り 「生活能力がないまま20代に」海外移住の経緯を語る

 女優の杏が公式YouTubeチャンネルを更新。歌手の宇多田ヒカルと餃子づくりに興じながら、子育てや海外生活について語り合った。

宇多田ヒカルさんと餃子を作りました【Homemade gyoza with Hikaru Utada】

 2016年に双子の女児、2017年に男児を出産した杏は、3人の子どもたちとともに2022年8月からフランス・パリで生活している。一方の宇多田は2012年よりイギリス・ロンドンを拠点とし、2015年には第一子となる男児が誕生している。

 ともに女手一つでヨーロッパで子育てをするという共通点を持つ2人が、2023年9月8日に杏の公式YouTubeチャンネルに公開された「宇多田ヒカルさんと餃子を作りました【Homemade gyoza with Hikaru Utada】」と題した動画で、初共演を果たした。

 共演に向けたアプローチをしたのは宇多田からだったという。宇多田は、杏のチャンネルに投稿された動画を見て「話をしてみたい」と思い、「逆オファー」をしたとのこと。まさかの依頼に杏は「最初聞いた時『えっ!?』みたいな感じで」と、驚いたことを明かした。この日は2人で料理を作ることとなり、メニューは「お互いの家庭の餃子」。ちなみに本動画は、夏休みで2人とも日本に滞在していたタイミングで撮影したそうだ。

 2人の接点は、7月28日より公開中の映画『キングダム 運命の炎』。同作で杏は主要キャストの一人を務め、宇多田は主題歌を歌っている。杏が「主題歌を作るときってどういう情報で作るんですか?」と尋ねると、宇多田は「映画としてどういうテーマなのかを紙資料・文字で欲しいほうで。映像だと情報が多いから、脚本とかあらすじとかそういうのを見て、原作があったら読んで」と答えた。

 そんな雑談を続けるなかで、杏が15歳から芸能活動を始めたという話を聞き、宇多田は「じゃあ、割と近いのかな」と、自身の歌手デビューからロンドンに移住するまでの経緯を振り返り始めた。

 杏と同じく15歳でデビューした宇多田は、早くから有名になったため、「生活に必要な能力が何も身に付かないまま20代に入っちゃって」と述懐。「このままでは、いくつになっても何も自分でできない」と危機感を覚え、「生活をちゃんとできる人になりたい」と思い立ち、休業に入ったと語った。その際「英語も通じるし、興味がすごくあったヨーロッパの色んな街にアクセスしやすい」との理由から、ロンドンに移り住んだのだという。

 また、リラックスした雰囲気のなか、宇多田が、2013年に亡くなった母で歌手だった藤圭子さんとの思い出を振り返るシーンも。餃子を焼いている最中、杏が「餃子何つけて普段食べます?」と聞くと、宇多田は「私お酢が大好きで。親も異常にお酢好きで」といい、「お母さんが作ってくれたおやつがきゅうりの酢に付けた何か」「学校から帰ると時々それを作ってくれて。料理は基本的にしなかったけど、それだけは作ってくれた」と、懐かしそうに回顧した。

 そうこうしている間に餃子は完成。箸を進めるなかで、話題は「お酒」へと移っていき、宇多田がワイン好きだと知ると、杏は「じゃあ、今度パリにいらしたらワイン会を」「(パリとロンドンは)近いから行き来して、子ども同士遊ばせたりとかも」と誘った。これに宇多田は「したいです。ロンドンにも来てください」と喜んでいた。

 こうして交友を深めた杏と宇多田。意外に共通点が多い2人だけに、今回は日本でのコラボだったが、パリ、ロンドンでの再共演にも期待したい。

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