『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#6ーーひろゆきは"世界で最も貧しい国"で何を感じた? 牛一頭丸ごと買い取り住民に振る舞う

『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#6

 ABEMAで配信中の『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』は、実業家の西村博之(以下、ひろゆき)がアフリカ諸国を旅するという番組。現在、マラウイにいるひろゆき、旅に同行する俳優・東出昌大、豊川Dはヒッチハイクに成功。プーアという青年の運転する車で首都・リロングウェに向かうことになった。

 しかし、この旅を始めてから牛肉を食べていない一行は、プーアの案内で到着した、牛を捌いて食べられる村・カムウェンドに途中下車することに。現地の住民に囲まれる中で、東出が牛を屠殺し、念願の牛肉を食した。ちなみに牛一頭は60万クワチャ(日本円にして84000円)。もちろん3人で食べ切ることはできないため、現地の住民に一緒に食することを提案した。

 すると現地の人たちは、「今日は最高の日だ」と大喜び。これは後々判明することだが、マラウイでは肉を買える人がそうそういないのだそう。ビールも、ソーセージも祭りやお祝い事でしか食べれない人が多いという。

 ここで出会ったのが、エピソード6の中心、1人の青年ジョシュアだ。ジョシュアは、東出に自己紹介。「この後はどうするの?」と質問してきたのをきっかけに、その日の夜は彼の家に泊まることになった。

 これまでに現地の人との交流機会を伺ってきた一行。しかし、前回、良かれと思ってとった行動が裏目に出てしまったこともあり、がっつりと生活に密着するのはこの日が初めてだった。

 でも、なぜジョシュアはここまで優しくしてくれるのか。正直、ひろゆきらが肉を振る舞い、金払いが良いことを見せていたこともあって、視聴者としては、後々お金を請求されたりするのではないかと、少々心配してしまった。

 しかし、ジョシュアには、そんな邪な気持ちなどなかった。その疑問をぶつけると「市場に行って牛を買って捌いて、みんなにシェアしているのを見てこの人たちは絶対に悪人じゃないと思ったんだ」とジョシュア。電気はリビングにしか通っていない、キッチンは炭火のコンロのみ、お風呂はシャワーがなくバケツで水浴び……決して、恵まれた環境とは言えないが、彼は彼なりの形で感謝を示そうとしていたのだ。そう思うと、疑ってしまった自分が恥ずかしい。貧しくても、誰かを思いやる気持ちを忘れない、ジョシュアからそんなことを学んだ気がした。

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