『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#5ーーひろゆきが「勝手に触るな」と激怒されたわけとは? アフリカとの価値観の違いを突きつけられる

『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』#5

 「相手の気持ちを考えて」などと言うものの、誰かの気持ちなど、わかるはずがない。ましてや、国境を越えたら、自分自身の価値観が通用しなくて当然だ。

 ABEMAで配信中の『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』のエピソード5は、そんな当たり前のことをまざまざと思い知らせる内容であった。

 ザンビアのスラムに向かった豊川Dと、地元住民が「楽しい場所」と推したモンキープールに向かったひろゆきと東出昌大。そこで撮れたものを互いに見せ合って、撮れ高勝負をするところで終了したエピソード4。その結果から、今話はスタートしたのだが、結局のところ豊川Dは車から降りれず、ひろゆきと東出はまさかの閉園していたと言うオチ。なかなかの泥試合で、勝負は幕を閉じた。

 お互いに予定が早く終わったこともあり、この日はスローに過ごすことに。夜は東出がカレーを振る舞うことになったのだが、ここで第1の問題が発生する。共同の調理場で、誰かが使用していた鍋をひろゆきが触り、「どんな料理なんだろう?」と香りを嗅いだところ、その持ち主が激怒。「おい!勝手に触るな」「大事な料理にイタズラしやがって」と言い、調理中の料理をすべて捨ててしまったのだ。言ってしまえば、ただ臭いを嗅いだだけ。しかし、その持ち主にとっては、許されないことだったらしい。その後「イタズラしちゃダメだぞ」と持ち主が言い、和解したのだが、海外に行く際は、普段以上に自分の価値観を過信してはいけないと改めて考えさせられた一幕だった。

 一行が己の価値観を疑うことになったのは、ザンビア東部のチパタでも。ローカルビールを飲んでいると、地元の青年に「俺にもビール奢ってくれよ」とたかられたひろゆき。これに対して東出が「貧乏旅行なんだ」と断ると、青年は「何が貧乏だ!ふざけやがって」とキレてしまった。たしかに、彼らの生活に比べたら、旅行ができている時点で貧乏ではないはず。諦めてもらうための話法だったとはいえ、言葉の難しさを考えさせられた場面だった。

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