長瀬有花とVRChatで遭遇し、「リアルVket」の総動員数に驚かされた一週間

「リアルVket」の総動員数に驚かされた一週間

「リアルVket」には4万人。”定番VRイベント”は今年も開催

 業界動向もいくつかまとめていく。まずは「バーチャルマーケット」のHIKKYの展開と報告だ。

 8月26日より、『VRChat』にて開催される音楽作品即売会「MusicVket 5」がスタートした。特設会場ワールドには、375サークルが一般出展され、それぞれの出展作品をその場で試聴することができる。販売リンクも設置されており、気になったらその場で購入リンクを開くこともできる即売会だ。気の合う人とともにめぐり、試聴する楽しさを味わえるイベントとして、2020年より開催されてきたイベントである。

 今回は大型の企画が多い。「TuneCore」との連動企画や、「バーチャルマーケット2023 Summer」に出展したJVCケンウッドのミニゲーム復刻、オープンライブイベント、クラブイベントとのタイアップなど、音楽を軸に様々な企画・コンテンツが目白押しだ。9月3日まで、同イベントはノンストップで開催される予定だ。

 一方、HIKKY初のリアルイベントとして開催され、大盛況となった「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」の開催レポートが発表された。注目すべきは総動員数だろう。正式発表されたスコアは、「2日間で約4万人」とのことだ。

 「バーチャルイベントのリアルイベント」というニッチなジャンルで、かつ初開催という条件で、ここまでの動員があったことになかなか驚かされる。商品の販売数も8000点を超えたとのことで、バーチャルマーケットの熱気はリアルでも通用するポテンシャルが感じられる。

 「東京ゲームショウVR(TGS VR)」は、3度目の開催を発表した。今年の会場は「天空に浮かぶゲームの国」というコンセプトとなり、中心にはメインステージも設置。様々なイベントに加え、「メタバースならではのショーパフォーマンス」も実施されるとのことだ。

 そして、今年からはスマートフォンからもアクセス可能になる。スタンダードなPCからのアクセス、没入感たっぷりのVRでのアクセスに加えて、より手軽な経路からも「TGS VR」を体験できる。これはなかなかに大きなアップデートだ。どのくらい例年通りになるかはわからないものの、毎年趣向を凝らした展示や、体験を重視した会場は、ぜひ多くの人に体験してほしいところだ。

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