『ゼルダの伝説TotK』『スト6』『FF16』など傑作揃いだった2023年上半期 下半期も続く“ラッシュ”で注目作が目白押し
『AC6』、『Starfield』、『マリオワンダー』……下半期も期待作ラッシュは続く
下半期になれば、この傑作ラッシュは落ち着くかと言えば、どうやらそうは行かないらしい。まず、7月に発売された『ピクミン4』や『なつもん! 20世紀の夏休み』といったタイトルがすでに非常に好評だ。
今後発売するタイトルで、いま最も注目を集めているのは、やはり発売まで1ヶ月を切った『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』だろう。先日各メディアから公開されたプレイ映像や、体験会の模様に対する反応からも、その熱狂は見て取れる。昨年『エルデンリング』でThe Game AwardsのGame of the Yearを獲得したフロム・ソフトウェアが満を持して復活させるシリーズとあって、もともと「アーマード・コア」シリーズのファンだった人々のみならず、シリーズ未プレイのゲームファンからの注目も、一身に浴びているようだ。
オープンワールドゲームのファンならば、9月6日に発売するベセスダ・ソフトワークスの『Starfield』は、プレイしないという選択肢はないタイトルだろう。『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』のナンバリングタイトルを手掛けるチームの久々の完全新作、そして広大な宇宙が舞台とあって、どれほど途方のない冒険が待っているのか、想像が付かない。『Starfield』への期待とともに、本作や前述の『Hi-Fi RUSH』、そして数百におよぶ新作・旧作が問答無用でプレイ可能となるXbox Game Passは、驚異的なサブスクリプションサービスだとあらためて感じる。
「スパイダーマン」シリーズ、もしくはマーベル作品のファンならば『Marvel’s Spider-Man 2』への期待が大きいだろう。横スクロールアクションが好きならば、熱にうなされている日に見る奇妙な夢のような『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は見逃せないはず。往年の思い出を大切にしているファンならば、リメイク版『スーパーマリオRPG』が何よりも楽しみだったりするかもしれない。
ほかにも、多くのゲーマーが思い思いの楽しみなタイトルを思い浮かべることだろう。それに、まだ発表されていないタイトルや、これから発売時期が年内に確定するタイトルの中に、2023年を代表する傑作があるかもしれない。
ちなみに、筆者自身が2023年下半期でいちばん楽しみにしているゲームは、以前寄稿したコラムでも取り上げた『ファッションドリーマー』である。本作が『ゼルダの伝説TotK』などの強豪を抑え「自分にとって2023年のベストはこれだった」と言えるゲームとなっていることを、期待したい。
すばらしいタイトルが百花繚乱といった様子で咲き誇っている2023年のゲーム業界。この状況が今後もしばらく続いてくれるのなら、ゲーマー冥利に尽きるというものだ。
【画像】「ゼルダの伝説TotK」など2023年上半期を彩った名作のスクリーンショット
前作と同じマップ“だからこそ”の魅力 『ゼルダの伝説 TotK』がもたらしたゲーム史上屈指の体験
惜しみない絶賛を寄せられている現在となってはなかなかイメージが湧かないかもしれないが、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キン…