東海オンエア発ユニット「リサイタルズ」が地上波デビュー 「ただただ目立ちたい」彼らの楽曲はなぜ愛される?

東海オンエア発ユニット「リサイタルズ」が地上波デビュー

地上波テレビで最新曲が紹介

リサイタルズ - 「888月 〜夏にも程がある〜」[Official Music Video]

 3rdシングルまでは東海オンエアのチャンネル内での盛り上がりが中心だったリサイタルズ。しかし、4作目の「888月 ~夏にも程がある~」が、7月18日に放送された『これが定番!世代別ベストソング ミュージックジェネレーション』(フジテレビ系)という番組で、25歳以下の若者の「真夏のビーチ 定番曲」として紹介された。

 加えて昨年はテレビ番組『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)の夏のエンディングテーマに選ばれるなど、注目が集まっているようだ。SNSでファンは「地上波でリサイタルズが見れると思わなかった」「自分のことのように嬉しい」と喜びの声を上げる。テレビで紹介されたこともあり、少しずつ東海オンエアを知らない層にもリサイタルズの存在は届いているのだろう。

楽曲に込められたテーマと魅力

【メイキング】リサイタルズ「888月〜夏にも程がある〜」

 新曲の「888月 ~夏にも程がある~」は、3人とダンサーが海辺で踊る夏っぽさ満載のMVと夏らしいHIPHOP調のメロディに乗せた、エース(しばゆー)の不思議な歌詞が特徴だ。〈心にある防波堤 チョコ塗ってザッハトルテ〉、〈僕の父さんさえもSkyblueに染まって Ohシャイ甚平〉など文字にすると絶妙に意味がわからないが、軽快なメロディに乗せると言葉の運びが気持ち良く、夏の雰囲気を想像させる。

 YouTubeでは「誰も傷つけないし、励まされも背中を押されるわけでもないのに、元気になれるのすごい」という言い得て妙なコメントもされている。みんなで頑張ろうというポジティブなメッセージ性や、ターゲットに刺さるような歌詞というわけでもないが、ただ笑って元気になる歌であるという印象を受ける。

 過去にはとんねるずとDJ OZMAによる「矢島美容室」やクイズヘキサゴンから生まれた「羞恥心」など、バラエティ番組の企画として立ち上がったユニットがいくつかあるが、そういったグループに近い雰囲気を彷彿とさせる。彼らはアーティストとは違ったアプローチで「笑わせたい」や「楽しみたい」という気持ちを表現しているのではないだろうか。

東海オンエアの派生ユニット・リサイタルズ 夏ソングを4曲目としてリリース

人気グループYouTuber、東海オンエアのてつや、としみつ、しばゆーから結成されたリサイタルズが、4曲目のシングルをリリースし…

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