『ゼルダの伝説TotK』は「ものづくりが苦手な人」でも楽しめるのか?
「ものづくり」をサポートする世界
とはいえ、鋭い読者は「そうはいっても、ものを作らないんじゃ楽しみが減ってしまうのでは?」と思うかもしれない。ここに関しても『ゼルダの伝説TotK』は抜かりがないのである。
本作はゲームを進めていくと、ブループリント(設計図)を使える機能が解放される。この機能はプリセット(ゲーム側で用意された設計)をもとに乗り物を作れるというもので、要は材料さえあれば滑空する乗り物や一輪車などが誰でも利用できるようになるのだ。
また、自分でパーツを繋げてものを作るシステムも比較的やりやすくなっている。最初こそ思ったように動かせないと感じるかもしれないが、パーツはそれぞれ接続できるポイントが限られているため、それに従えばうまく動くものを作りやすくなっているわけだ。
それに、ハイラルの大地にはお手本となるものもたくさん配置されているので、ゲームを進めていけばなんとなくものづくりのコツも理解できるだろう。失敗も含めて楽しみながら遊んでいけば、いずれものづくりとうまく付き合えるようになるであろう。導線が丁寧に設定されているのも、本作の大きなポイントだ。
『ゼルダの伝説TotK』は、単に乗り物を作るゲームではない。「広大な世界を自由に冒険する」というオープンワールドの新しい可能性を切り開いた作品なので、ものづくりが苦手な人も興味があればぜひ遊んでみるべきだろう。
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