『ゼルダの伝説TotK』で“動くガンダム”を作ったプレイヤーあらわる 二足歩行でボコブリンの拠点も爽快爆破
5月12日に発売された『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下、『ゼルダの伝説TotK』)。シリーズ初のオープンワールド作品として発売された前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、その自由度の高さで大ヒットを記録した。続編にあたる本作では、発売前のトレーラーで新たに使用できる4つのアクションが公開され「さらに自由度が高まりそう」とそのポテンシャルに期待が寄せられていた。
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とりわけ、4つの新アクションのうち「スクラビルド」と「ウルトラハンド」は、本作の圧倒的な自由さを象徴するアクションだ。トレーラーでも武器や素材を組み合わせて自走する船を作ったり、圧倒的なリーチを誇る長槍を作ってみたり、冒険に役立つ組み合わせがいくつか紹介されていた。
しかし、『ゼルダの伝説TotK』と主人公・リンクが新たに獲得した新アクションの万能さはどうやら我々の想定を大きく上回っていたようだ……。
海外のTikTokユーザーが「ぼくのつくったさいきょうのガンダム」を作成
先述した通り、『ゼルダの伝説TotK』では「ウルトラハンド」を船や車などの乗り物を作ることができる。だが、海外のTikTokユーザー・SoulBanana氏は単なる乗り物ではなく、搭乗可能な“機動戦士”を作ってしまった。しかも、同氏が公開した映像によれば「レーザー砲」を発射することも可能なようで、蛮族の野営地が“木っ端微塵”に爆破されている様子が確認できる。
@soulbanana0 My Gundam Banana One in Zelda tears of the Kingdom#zelda #tearsofthekingdom #switchgames
SoulBanana氏が製作したこの機動戦士。「My Gundam Banana One(僕のガンダム『バナナ・ワン』)」と書かれた投稿文によると、本機体の名称は『バナナ・ワン』というらしい。
映像を見ると、搭乗する際は新アクションのひとつ「トーレルーフ」を使って乗り込むようだ。通常は天井を通り抜ける際などに使う「トーレルーフ」を機体の搭乗に用いるというアイデアも、乗り込む瞬間の動きが「搭乗シーン」っぽさを感じて素晴らしい。
その後、SoulBanana氏と『バナナ・ワン』はハイラルの大地を縦横無尽に歩き回り、遭遇したボコブリンをレーザー砲で次々に爆破していく。見る限りエネルギーの消費はなかなかのものだが、その威力には目を見張るものがある。一撃で4体ほどボコブリンがいる拠点を粉砕する様は、爽快感すらある。
一方で、やはり二足歩行させるのには少々無茶もしているようで、レーザー砲の反動で起き上がりこぼしのようにぐわんぐわんと揺れたり、階段の近くでは前に傾いたりといったシーンも見られた。搭乗しているリンクの三半規管が心配になるところだ。
ちなみに、同氏は自身のYouTubeチャンネルではやくも2機体目を公開。頭部(?)にあたる部分には敵を自動で攻撃するレーザー砲(『自動追尾攻撃システム』とでも呼ぶべきだろうか)が備えられ、さらに攻撃力が増しているようだ。以前の機体でも可能だったかは不明だが、水の中を移動することもできるようで、映像の最後には巨大な敵「イエロック」との戦闘も繰り広げられていた。
いつから『ゼルダの伝説』は「巨大メカ VS 巨大ゴーレム」の怪獣大決戦をおこなうゲームになってしまったのだろうか……と思ってしまう気持ちも少々あるが、こんなことですら実現可能という自由度の高さは間違いなく本作をグッと魅力的なゲームに仕上げているだろう。SoulBanana氏に触発されたプレイヤーたちによって、今後新たなメカたちが参戦する可能性もあるので、そちらの方向も楽しみにしたいところだ。
〈Source〉
https://www.dexerto.com/legend-of-zelda/zelda-tears-of-the-kingdom-player-builds-functioning-armored-core-mecha-2144397/
https://www.tiktok.com/@soulbanana0/video/7232190070214692122?_r=1&_t=8cJL4AulGqA
https://www.youtube.com/watch?v=PEYZiL98X6U