『ゼルダの伝説TotK』で「火炎放射戦車」を作った海外プレイヤー、“即落ち2コマ“ばりの自爆を披露

　先週末に発売され、あまりの自由度にゲームクリアそっちのけでクラフティングにいそしむプレイヤーが続出中の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』（以下、『ゼルダの伝説TotK』）。とくに、今作で登場したリンクの新能力「ウルトラハンド」は扇風機や丸太によって橋やイカダはもちろん、戦車や爆撃機なども制作可能ということで、各SNSに個性豊かな制作物がシェアされている。

　そんな「ウルトラハンド」で制作を楽しむプレイヤーのひとり、RedditユーザーのMAZisDEAD氏（u/MAZisDEAD）が投稿した“とある乗り物”が話題だ。

　彼が製作したのは、前面に備えられた火炎放射器によって敵を攻撃しながら前進する「火炎放射戦車」。じっくり30分ほどかけて製作した力作だ。これで彼とリンクの旅路はより安全なものになる……はずだった。

　しかし、これでボコブリンの集団も怖くないぞ！とばかりに、意気揚々と発進した火炎放射戦車は“彼が予想していなかった方向”に牙を向く。……そう、他ならぬMAZisDEAD氏本人に。

　発進と同時に勢いよく前方に向けて放射された炎は、戦車の発進と同時にリンクが搭乗する戦車へ襲いかかる。物理法則に従って車体を燃やし、リンクの身体は地獄のごとき業火に包まれる結果に。

[TOTK] Spent half an hour playing around with Ultrahand, now I cry. (it looked better in my head alright)
by u/MAZisDEAD in zelda

　MAZisDEAD氏は「作ってるときはうまくいくと思ってたんだけどな……」とコメントしており、これを見たあるRedditユーザーからは「似たような覚えがあるわ……蓋を開けてみたら自爆専用機っていうね」と言葉が寄せられた。なお、この投稿に対してMAZisDEAD氏は「生きることは学ぶことさ」と返信しており、さらにそこへ「半分しか合ってないぞ」とつっこみを入れられていた。

　また、この動画の長さは約13秒と短いものだが、“即落ち2コマ”ばりのテンポの良さで繰り返し見たくなってしまう魅力がある。これは万国共通なようで、「この手の動画は沢山見てきたけど、飽きないわ」「腹がよじれるほど笑ったし、何回でも見れちゃうわ（笑）。ほんとこのゲーム大好き」などといったコメントが散見された。

ゲームにおける「自由度の高さ」は、「親切さ」とのトレードオフ？

　『ゼルダの伝説TotK』は思いつく限りほとんどのことができるのではないか、と思うほどに自由なゲームで、それが最大の魅力ともいえる。一方で、自由度が高いということは、ゲームシステムから“放任”されているということでもあるだろう。「（プレイヤーの不利になるから）ここには素材をくっつけられないよ！」といったアシストは存在せず、ときに本稿で紹介したような失敗をももたらす。

　きっと、多くのプレイヤーがものづくりに失敗し、試行錯誤を繰り返しながら苦心していることだろう。しかし、それすらも本作の楽しさを倍増しているのだ。発売からはや5日が経つ『ゼルダの伝説TotK』であるが、ながく楽しめるゲームとしてベストセラーとなっていきそうな予感だ。

〈Source〉
https://www.reddit.com/r/zelda/comments/13ilu7k/totk_spent_half_an_hour_playing_around_with/