ヒカル、シーシャバー経営プロジェクトが頓挫 牛宮城とも重なるその経緯とは?

 YouTuberのヒカルが、昨年から進めていた共同経営のプロジェクトが頓挫したと報告した。

事業舐めてます?一緒にシーシャ屋をやるボスが借金を抱えていることを隠していたのでガン詰めした

 ヒカルは4月7日に自身のチャンネルに公開した動画で、「かなり怒ってます」と切り出した。怒りの矛先は、昨年実施した無一文の貧乏旅行をする企画で知り合った「ボス」と呼ばれる男性。「ボス」は所持金を持たないヒカル一行に200万円分の飲食費を奢ってくれた非常に気前の良い人物で、ヒカルたちと意気投合した後、「シーシャバーを共同経営しよう」という話で盛り上がった。計画は着実に進み、物件を決める段階まで至ろうとしていたものの、そのタイミングでボスから「実はお金がない」という話をされたという。ヒカルは「だから、お金があるふりをしてたけど、お金がなかったっていう事実がそこで発覚するんですよ。一緒にやれるようなあれじゃなかったんですよね」と振り返る。

 ボスとのシーシャバー共同経営プロジェクトは、ヒカルのチャンネルで動画の企画として展開していた。楽しみにしていた視聴者の手前、このまま何の報告もなく立ち消えにさせるわけにはいかない。そこでヒカルは「視聴者の人に説明する必要がある」として、ボスにマネージャー経由で電話をするもなぜか「めっちゃヘラヘラした態度だった」とのこと。この態度にヒカルは違和感を覚えつつも、「怒るほどではない」と黙認した。

 この電話で動画撮影の約束を取り付けたのだが、「本来今日会う約束だったんですよ。会って動画を撮る予定だったんですけど、急遽、動画に出られないみたいなことを言い出して。電話だったらできるとか言い出してるんですよ」と明かした。ヒカルに対しても、視聴者に対しても誠意のない対応に、「めちゃくちゃ舐めてるんすよね。それに対してちょっとムカついて。かなり今、腹が立っています」と声を荒げ、「電話でのヘラヘラした感じと、なぜ動画にも出られないのか謎っていう。その辺でちょっともう無理だなと思いましたね。この人とやっていってもおそらくトラブルになるし、信用ならないなって感じでしたね」と斬り捨てた。

 その後、ヒカルはボスに電話をし、直前で事業撤退した理由を尋ねた。ボスによると、自身の手掛ける事業でイメージしていた売上を上げることができなかったため、シーシャバーに投資できる資金がないのだという。ヒカルが「そこは僕たちとコラボしたタイミングでわかっていたことですよね?」と詰めると、ボスは「このままもっとうまくいくという見立てを立てていた」と釈明した。また、最初の電話でヘラヘラした態度だった件について改めて「違和感があった」とヒカルが伝えると、ボスはヘラヘラしたつもりはないとした上で「そう捉えてしまったのであれば、大変申し訳ないです」と謝罪。さらに動画出演を直前で断った理由は、「新たに一緒にやっていただいている会社がありまして。そことの話し合いで出演はNGだという結論が出てしまった」と説明していた。

 ヒカルが「でも、それもやっぱりズレてますよね。動画に出られないにしても、別に僕に直接会って話すことはできたわけじゃないですか。動画外でも。でも、それもしないし、動画にも出られないしだったら、結局口ではなんか綺麗に言ってますけど、全然気持ちがない気がするんすよね、俺は」と指摘すると、ボスは「行動が伴ってないというのは事実だと思います。そこは本当に申し訳ないです」と認めた。

 ヒカルは自分の周りにお金を持っている人はたくさんいるが、ボスとの出会い方や人柄が面白かったからこそ一緒に事業をやろうと思ったと話し、「俺らとやることをすごい軽く見ていたんだろうなというのがすごく残念」と吐露。そして、ヒカルが「ボスはこれを犠牲にしたわけなので、自分の事業でちゃんと成功してもらいたいですね」とエールを送ると、ボスは「ほんとありがとうございます」「必ず復活して恩返しします」と答えていた。

 ヒカルといえば過去には、宮迫博之が運営する焼肉屋「牛宮城」も当初共同経営する予定だったものの、直前に行われた試食会で提供された料理のクオリティの低さに激怒したところから話がこじれ、結果的に事業撤退している。21年9月に公開された問題の牛宮城試食会の動画は再生回数928万回をマークし、その後の紆余曲折を収めた動画も高い再生数を記録している。この度公開されたボスを詰める動画も再生回数75万回とかなり好調だ(※再生回数は23年4月8日時点)。共同経営の話がなんらかのトラブルで立ち消えになっても、それも一つのエンタメとして動画のネタへ昇華できるところがヒカルの強みと言えるだろう。

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