『今日好き 卒業編』2話ーー合流直後に「手を繋ごう」と猛アプローチ 一方で素直になれず、別の男子を薦める場面も

『今日好き 卒業編2023』2話

くにはる×りょうか、素直になれない想いからすれ違いに?

 そんなみるきを前に「沼らせ上手い系の人だ」と、ぽつりと呟いていたくにはる(國本陽斗)。先ほど、みるきの言動を“リアル”だと記したが、くにはるとりょうかの関係性にも別のベクトルでの“リアル”さが。お互いに第一印象で気になった者同士であることを知りながら、ナイトサファリのバスで隣同士になったくにはるとりょうか。そこで、りょうかがまだとおまと話をしていないという話題から、こんな会話が繰り広げられてしまった。

くにはる「(りょうかがとおまと)正直喋りたいんや?喋ったらいいんじゃない?」
りょうか「頑張ろうねじゃあ!お互いに頑張ろう!」
くにはる「それは嫌!それは違う!なんか(気になっている人が)別の人みたいじゃん」
りょうか「“あんたにはとおまがいいんじゃない?”って言うからじゃん」
くにはる「それは照れ隠しっす」
りょうか「いいわ、もう(バスから)落ちろ!笑」

 最後にはりょうかの方が笑いに落としていたが、ここでのくにはるは正直、ちょっと面倒くさい部分があった。素直になれないことはたしかにわかる。それでも、冗談でも他の男子を薦められるのは、りょうかとしてはなぜそんな寂しいことをするのかと思ってしまうはずだし、事実、途中で一瞬だけすんとした表情になっていた。会話序盤の噛み合わなさや、女子の方に悪い意味で“なんで?”と思わせてしまう言動が、後々に尾を引きずるのは過去の『今日好き』でも痛いくらいに見てきたところ。ただでさえ一緒にいる時間の短い『今日好き』で、一度生まれた誤解を解くのは難儀である。

 表面上は笑顔ながらも、男女のかなりリアル、かつシビアなすれ違いが描かれていたこのワンシーン。これから恋の系(意図)がもつれはじめるだろう2話を象徴するようなワンシーンとして、数多くのハイライトから特筆させてもらった。くにはる、2日目以降も本当に大丈夫だろうか……。

【場面写真】『今日好き 卒業編2023』2話ハイライト

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