『今日好き 卒業編』2話ーー合流直後に「手を繋ごう」と猛アプローチ 一方で素直になれず、別の男子を薦める場面も
みるき、えだはるに思いもよらぬ提案
普段こそ参加メンバー全員をなるべく平等に紹介したいと思っている本ダイジェスト記事ではあるものの、彼女の存在に限ってはどうしても贔屓してしまいがちになる。誰かといえばもちろん、1話終盤に“襲来”したみるき(雨宮未苺)のことだ。
みるきが『今日好き』に参加するのは今回が4回目。これまで、番組外で“いい感じの人”がいるとは噂には聞いていたが、2話冒頭のソロインタビューによると、なんと見事に結ばれたのだという(なんだかちょっと寂しいぜ)。だが、そんな幸せが続いたのも2週間ほど。みるき曰く、彼氏がいた期間の自身最長が2週間だというだけに、同記録タイを更新するに止まったようだ。
それでも少しばかりは成長を重ねたのだろう。今回の旅の舞台であるシンガポールにかけて、「ぽっぽっ、ポールポール」と、マーライオンから水が噴射される様子をコミカルな手振りでネタ披露したわけだが、前回から1歳の年齢を重ねて年頃の女子としての自覚が芽生えたのか、妙に恥ずかしがるあたりがリアルだった。
さて、かつての旅でも言及した記憶があるのだが、みるきがいると周囲の空気が本当に賑やかになる。以前は彼女の存在が、周囲のメンバーを恋に積極的にさせ、なんなら意中の相手にデレまくってしまう“みるき化現象”とも名付けたことがあるが、その能力はいまなお健在。ここまでのグループ行動でショッピングから帰ってきたメンバーに「予備買ってこいって」と、おそらく事前予測が難しいだろうお揃いのブレスレットの“予備”をねだるなどの無茶振りなど、あっけらかんとした人柄でその場の全員を漏れなく笑顔にさせる。彼女の両隣に座るとおま(廣居永真)やきさき(寺島季咲)の笑顔が、いつにも増して輝いて見える。
そんななかで、他メンバーと少しだけ違う眼差しを向けていたのが、えだはる(大枝晴大)。まるで知らない生き物を見るかのように興味津々で、少しも視線を外さないのだ。これについては後に、夕方以降のグループ行動で、えだはるとみるきが同じ“ナイトサファリ”組となった際、えだはるの方から言及が。曰く「一緒の次元にいるとは思わなかった」と、これまでとは少し異なるコミカルな形で“継続マジック”にかかっていたようである。
スタジオからも「新人類か!」とツッコミがあったが、前述の通り、えだはるにとってはこれまでの人生で巡り合ったことがないタイプの存在に興味津々だったあの視線。だが、そんな事情はみるきには関係ない。あの熱い眼差し、そしてこのナイトサファリでの親密度を増した会話から、「ねぇねぇ、手つなごう」と驚きの提案が。
確認しておくのだが、みるきはほんの数十分前に登場したばかり。えだはるともほぼ初対面。でも繰り返すが、みるきにはそんなの関係ない。隣に座るいさ(北本要世)ときさきがちょうど自分たちと反対側を向いているタイミングのよさこそあったものの、後ろにはえだはるが1話で一目惚れ宣言をしたりょうか(折田涼夏)が。それでももう一度言おう。みるきにはそんなの関係ない。えだはるを完全にロックオンだ(ロックオンって久しぶりに書いた気がするし、恋多き『今日好き』といえどみるき以外には使わない言葉である)。
そこからも「ビックリしなくて大丈夫」「追われんの初めて?」と、恋の先輩風を吹かせていたみるき。過去の旅からの学びなんてどこ吹く風で、『今日好き』初登場時にほとんど同じ行動パターンをしていたことを思い出してしまった。ありえないなんてありえない。2話にして早くも、”みるき旋風”ならぬ暴風が吹き荒れ始めることとなった。