カバー株式会社上場、新たなラブライブ!シリーズ、新VRデバイス『Bigscreen Beyond』――バーチャル業界に新機軸の動きあり

バーチャル業界に新機軸の動きあり

Introducing Bigscreen Beyond, the world's smallest VR headset

 VRデバイス業界にも、意外な方面からニューカマーが現れた。映像鑑賞に特化したソーシャルVR『Bigscreen』を開発しているBigscreen社による『Bigscreen Beyond』だ。「世界最小・最軽量」を謳う一台で、本体重量はわずか127g。頭部装着用のストラップも28gとのことなので、名実ともに「最軽量」のデバイスだ。

 小さいだけでなく、マイクロ有機ELを採用し、解像度も片目2560×2560となかなかに高い。トラッキング方式も『VALVE INDEX』などと同じなため、ヘビーゲーマー向けの需要も満たす可能性がある。とはいえ、おそらく最もマッチするのは、『Bigscreen』での映像鑑賞だろう。

Watch movies in VR! Bigscreen REALTIME LIGHTING UPDATE out now on Meta Quest 2 & PC VR

 なにより驚くべきことは、VRプラットフォームを手掛ける会社が、自らVRデバイスを開発したということだろう。とはいえ、プラットフォームに最もマッチするVRデバイスのあり方は、その開発者が一番わかっている、というのは理にかなっているだろう。メタバースが今後さらなる広がりを見せる中で、「ウチにあったデバイスはウチで作ろう」という流れが主流となるか。新たな業界動向として注視したい。

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