『ドラ恋 in NEW YORK』最終話ーー「幸せな分だけ怖くなってる」キスシーンで恋に落ちた俳優たちの結末は?

『ドラ恋 in NEW YORK』最終話

 一方、しょうだい×みゆペアは、映画館デートに。街中を歩いているとさりげなくみゆの手を取り繋いだしょうだい。これにはみゆもかなり面食らったようで「外で手繋いで歩いたことない」とドキドキしているのが伝わってきた。

 これまでお互いに意識はしつつも、友人としてのリスペクトが強いしょうだいとみゆであったが、最後のデートでは予想に反して明るくしっかりと今後について話し合う2人の姿が観られる。「自分の名前を使って最初から最後までお芝居する中でみゆに特別な感情が生まれちゃったから、日本に帰っても好きって気持ちは変わらないと思う」。このしょうだいからの一言で十分だったのだろう。思わず、由水(南)先生からのしょうだい宛の手紙にも書かれていた「演技とは別人にならなくても良いもので自分を通して演じたら良いということに気づけましたね」というようなメッセージがリンクした。

 「ただ、好きだからってすぐに付き合える職業でもないじゃない?」と言うしょうだいに肯いて見せたみゆだったが、最後の舞台である屋上で2人は“始まりのキス”を交わした。互いの心境が変化したタイミングを確認し合う中で、みゆはドラマ第4話の撮影中、しょうだいのアドリブにドキドキさせられた気持ちがカットがかかった後も消えなかったと明かした。

 みゆが長年の俳優キャリアの中で自然と身につけた“カット”という声と共に現実に即座に戻ってしまうその習性を、今回2人は超えたのだ。「心と心で繋がることができたキスシーン」「芝居で繋がった2人」と自称する彼らの根底に流れる共通の価値観や大切にしたいものが夕暮れにキラキラ照らされ美しかった。

 既視感のない、またとないきらめきをたっぷり見せてくれた『ドラ恋 in NY』。2組のカップルの“その後”を祝福するとともに、改めて感謝したい。

【場面写真】『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』最終話ハイライト

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