Omoinotake 藤井怜央に聞く、創作のヒントになる“聴き方” 「カッコいいと思える間口が広がっている」

「本来の意図をちゃんと感じるために、良いものを使っていただけると嬉しい」

ーー最近はヘッドフォンで音楽を聴く人も増えていますが、一般のリスナーがこれらのモニターヘッドホンで音楽を聴いたときにどんなものが得られると思いますか?

藤井:基本的にミュージシャンは最終的にこういうモニターヘッドホンで確認したうえで世の中に出すので、良い音質のヘッドホンで聴いてもらうことによって、ミュージシャンの意図は明確に伝わると思います。もちろん好みではあると思いますが……たとえば「ローが好きな方におすすめ」みたいなヘッドホンで聴くと、作った本人としては「そういう意図で作った音じゃないのにな」と感じたりもするんです。なので、本来の意図をちゃんと感じるためにこういうものを使っていただけると、ミュージシャンとしては嬉しいですね。

ーーモニター系をひとつ持っていて、あとはご自身の好みの鳴りをするものを持つといった風に、いろんな角度で音楽を楽しむのもおすすめですよね。

藤井:そうですね。今回は4つの製品を聴かせてもらいましたが、そもそも4つの中でもキャラ分けがハッキリしていて、すごく面白いと感じました。いま話していただいたように、複数台を所持していろんな形で聴くのは、音楽をより楽しめる方法だと思います。『HI-X15』も歌のザラザラしたところがよく聴こえてきて、そういうテイストが好きな人には合うんじゃないかなと思いますし、キックなどもロー感というよりアタックがすごく来る感じがありました。

音を塊としても楽しめる『HI-X15』。

ーーありがとうございます。最後に、Omoinotakeのこの後の活動についても聴かせてください。現在はEPの発売を控えたツアー中ということで、新曲をライブで直接みなさんに届けているかと思いますが、2023年の活動におけるビジョンはありますか?

藤井:ツアーも途中からは、声出しを「小さな声だったらOK」といった形にしてみたりと、少しずつライブの楽しみ方が元に戻ってきているように感じます。今回はEPをリリースしてからのツアーじゃなくて、ツアーが終わってからEPを出す流れだったので、お客さんがライブで初めて新曲を聴くという状態だったんです。なので、よりダイレクトな反応が分かるなと思いましたし、ツアーを4本やってからレコーディングをしているわけなので、とても勉強になる期間でもありました。

ーーEPには、ツアーで受けた刺激も収録されていそうですね。

藤井:久しぶりにそんな順番だったので、貴重だなと思いましたね。ライブも、少しの声出しをOKにしている現時点ですら感動が押し寄せてきているので、来年はより大きな感動をみなさんのもとに届けられるように頑張ります。

■製品情報
「Austrian Audioヘッドフォンに関して」
Austrian Audioでは、レコーディング/ステージでのモニター用途からリスニングまで様々なシチュエーションに対応するヘッドフォンをラインアップしています。ハイエクスカーション・アコーステイック・テクノロジーにより極めてリニアで上質なリスニング体験を提供する44mm Hi-Xドライバーを独自開発し、極上の空気感と新次元の解像/明瞭さを提供するフラッグシップHi-X65/Hi-X60、オープンなサウンド&上質なフィット感のHi-X55/Hi-X50、デイリーユースにスタジオ・クオリティを提供するHi-X25BT/Hi-X15、さらにゲーミングとビジネス用ヘッドセットを用意しています。
https://www.mi7.co.jp/products/austrianaudio/headphones/

「Austrian Audioについて」
オーストリアン・オーディオは2017年7月1日にオーストリアのウイーンで創業。かつてのウィーン拠点が閉鎖された後、私達は新しくて挑戦のしがいのあるもの、そして受け継いだ伝統を尊重したものを創り出そうと決意したのです。AKGに在籍していた22名でコアとなるエンジニアリング・チームを構成し、分野は音響学、電子工学、検査/測定、機械デザイン、無線周波/ワイヤレス、ソフトウェア/ファームウェアまで多岐に渡ります。これらエンジニアリングに関するキャリアを累積していけば実に335年以上にもなるのです。現在もAKG時代の仲間達が日々入社しており、約28名もの元AKGの仲間達とウィーンの中心地でエキサイティングな新しい音楽ツールを創り出しています。
https://www.mi7.co.jp/products/austrianaudio/about/

■関連リンク
Austrian Audio 日本語公式サイト

■Omoinotakeリリース情報
2nd EP『Dear DECADE,』
https://omoinotake.lnk.to/GdHO1n 
初回生産限定盤(CD+Blu-ray):3,900円(税込)
通常盤(CD):2,500円(税込)

〈CD収録内容〉
1.雨と喪失
2.彼方
3.トロイメライ
4.プリクエル
5.この夜のロマンス
6.カエデ 

〈Blu-ray収録内容〉
「#NoBuskNoLife Member Selection」 
1.彼方
2.Temptation
3.惑星
4.So Far So Good
5. Bitter Sweet
6.mei
7.夏の幻
8.Ride on
9.東京
10.Friction
11.Never Let You Go
12.心音

〈封入特典〉
メンバー直筆サイン入りスペシャルインビテーションカード(特別ツアーフォトギャラリーアクセス権付)

■Omoinotakeライブ情報
『Omoinotake SPECIAL LIVE 2023 “SUEHIROGARI”』
・大阪公演
日時:2023年3月21日(火・祝)開場17:00 / 開演18:00
会場:大阪・なんばHATCH
お問合せ:GREENS 06-6882-1224

・東京公演
日時:2023年4月28日 (金)  開場18:00 / 開演19:00
会場:東京・Zepp DiverCity(TOKYO)
お問合せ:クリエイティブマン 03-3499-6669(月水金12:00~16:00)
※開場/開演時間は変更となる場合がございます。

〈チケット代金〉
全席指定(一般):5,800円(税込/ドリンク代別)
全席指定(学割):4,800円(税込/ドリンク代別)※オフィシャル先行のみ取扱い
お申し込みはこちら:https://w.pia.jp/t/omoinotake-ot/

※未就学児入場不可、小学生以上チケット必要
※学割チケットをご購入の方は、入場時に学生証を確認致します。
 (特に高校生、大学生、専門学生の方は、学生証を忘れた場合は、一般料金との差額をいただく場合がございます。予めご了承ください。)
※お一人様1公演につき4枚まで申込み可

関連記事