バッドボーイズ・佐田、バイクだけでなく旧車カスタムでも脚光浴びる? 愛車「シャンテ」の修理をめぐる物語から考える
暴走族の元総長として知られるお笑いコンビ・バッドボーイズの佐田正樹が、自身のYouTubeチャンネルで、愛用の旧車マツダ「シャンテ」が故障したと報告した。
佐田が「シャンテ」の購入を伝えたのは、2022年5月17日公開の動画でのことだった。ロケで、アルミホイールを中心に自動車部品の販売などを行う会社「HAYASHI RACING」を訪れたところ、偶然にも以前から密かに探していたという「シャンテ」の1976年式モデルを発見。運命的なものを感じた佐田は、すぐに買うことを決めたのだった。
こうして佐田の愛車となった「シャンテ」だが、旧車に故障はつきもの。12月24日に公開した「【シャンテ新章】ぼくの愛車を紹介します!!」と題した動画で佐田は、「シャンテ」が最近動画に全く登場しない理由として「こないだ普通に乗ってたら、止まってもうて。うんともすんとも言わんなったのよ」と説明した。故障個所は、ダイナモ。それ以外にも、エンジンルームを詳しく調べてみたところ、クランクシャフトのベアリング、ピストンリングにもガタが来てたようだ。
普通の車であれば、部品を入れ替えれば修理完了となるのだが、如何せん「シャンテ」は40年以上前に製造されたビンテージカー。そのため、パーツが販売されていない。そこで佐田は、知り合いの車両カスタムやオリジナルパースの販売などを行う有限会社スターロードの代表取締役・井上正嗣氏にシャンテのエンジンを探してもらい、この度、見つかったためこれから取りに行くのだという。エンジンの持ち主のもとへ向かう際、佐田は「持つべきものは友っちゅうことよ。どこでどう出会いがあるかわかんないっすもんね」とうれしそうに語った。
所有者は井上社長の知り合いの車屋・タクさん。しかし、差し出されたエンジンは、スクラップと見紛うほどのボロさだった。喜び勇んでやってきた佐田だったが、一目見るなり「あんま俺こういうこと言いたくないんやけどさ……ゴミやね」と意気消沈。とはいえ、部品が販売されていない以上、ほかに選択肢はない。佐田は「思ってたんと全然違うけどしゃーないか。この時代の車をレストアするとなったら、やっぱりこういうことよね」と腹をくくった。
今後、このエンジンは井上社長によって解体され、使用可能なパーツを抽出していくという。佐田は「可能性に懸けるしかない」「でも信じてるよ」と語っていた。こうしてはじまったマツダ「シャンテ」の修理。おんぼろのエンジンを使って、佐田の愛車は復活するのか。行く末を見守っていきたい。