BLUETTIのポータブル大容量電源『AC200P』をフルで使うとどれくらい充電できる? スマホ、生活家電あらゆる製品に電力を送り込む
毎日の生活に必要な電力。当たり前のように使っているが、アウトドアシーンや災害の時には、とても貴重なものとなる。その電力を確保するための手段のひとつが「ポータブル電源」だ。持ち運びが可能で屋外でも使える便利なものではあるが、実際に使ってみるとどれだけの電力を確保できるのかは気になるところだろう。この記事ではBLUETTIのポータブル電源『AC200P』を実際に使いレビューしていく。
2000Wの出力であらゆる家電に対応するBLUETTIのポータブル電源『AC200P』
ポータブル電源『AC200P』は2000Whのバッテリー容量を備えていて、出力は2000W(ピーク4800W)まで対応が可能だ。家の中にある家電でいうと、ヒーターや電気毛布、窓式エアコン、電子レンジ、ドライヤー、テレビ、冷蔵庫、ホットプレート、電気ケトル、電気スタンド、家庭用乾燥機などを動かすことができる。
出力ポートは、合計で17口ある。
・AC100V出力が6口
・15Wワイヤレス充電が2ポート
・PD Type-Cポートが1口(60W Max)
・USB-Aポートが4口
・12V/3Aポート2口
・DC 12V/10Aシガーライターポート1口
・12V/25A 車用ポート1口
最大17台の電気製品を同時に充電することが可能だ。上部にはワイヤレス充電機能があり、スマホ(ワイヤレス充電対応の製品のみ)を置くだけで充電することもできる。
凹凸がなくシンプルな外観。タッチパネル式で操作もしやすい
サイズは横42cm、縦28cm、高さ38.6cmだ。2Lのペットボトルを置いてみると、サイズ感もつかみやすいだろう。
重さは27.5kg。実際に持ってみると、重さを感じてしまうのが正直なところだ。男性なら動かせるが、女性になると2人で運んだ方が安心だ。台車やキャリーカートなどを使って運搬しよう。
電源ボタンは大きく、暗い場所でもスイッチを入れることができる。またタッチパネルでの操作になるので、電源が入れば画面が明るくなり、暗い場所でも操作に支障はない。さらに凹凸がないデザインなので、見た目もスッキリしているため収納もしやすいだろう。
ポート部分にはカバーがあるので、ホコリや細かいチリも入らない仕様に。さらにこのカバーがあることで、ポートが丸見えにならずにスタイリッシュな印象になっている。
本体は5つの充電方法が可能
『AC200P』は、開封した時点で、すでに54%の充電がされていた。このままでも使えるが、100%まで充電をしてみる。
本体の充電方法は全部で5つだ。ACアダプターで充電(付属のACアダプターを使用)、ソーラーパネルから充電(ソーラーパネルは別途購入が必要。ソーラー充電ケーブルは付属されている)、カー充電(付属のカーチャージケーブルを使用)、発電機から充電(付属のACアダプターを使用)、鉛蓄電池から充電(付属のソーラー充電ケーブル使用)。筆者はACアダプターで充電をしてみた。
54%から100%になるまでには、約2時間半を要した。充電がされてない0%の場合には、フル充電にするには5時間ほどかかると思ってよいだろう。