『ポケモン スカーレット・バイオレット』の個性的でカオスな一般トレーナーたち 迷言や珍セリフも連発
「ポケモン」シリーズ初のオープンワールドを採用し、世界中が熱狂している『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(以下『ポケモン S・V』)』。ネット上では『ポケモンS・V』の本筋から外れたムーブメントがたびたび取り上げられ、注目を集めている。
本稿では、そのなかで話題にあがっている個性的かつカオスな一般トレーナーたちに焦点を当ててみた。
パルデア地方では声をかけてバトルスタート
まず主人公と一般トレーナーの仕様でこれまでのシリーズと大きく異なるのが、強制エンカウントではなくなった点だ。過去作では基本的に一般トレーナーと目が合うと問答無用にバトルがスタートしていたが、今作ではこちらが話しかけるまで、バトルは発生しない。
そのため、フィールドのすべての一般トレーナーを無視してストーリーを進めることも可能となっている。そこで本作から登場したのが「ポケモン勝負してますか!?おじさん」だ。各所のポケモンセンターに常駐しており、該当エリアの一般トレーナーとの勝利数に応じて景品をくれる。景品は、便利な道具や持ち物、貴重なわざマシンなど幅広く取り揃えている。彼のおかげで、道ばたのトレーナーたちはある意味救われているのかもしれない。
学生?トレーナーもたくさん登場
パルデア地方では、課外授業の「宝探し」が始まったばかり。各地では主人公と境遇を同じくする学生たちと出会うことになるのだが、我々はあまりにも広いアカデミー生徒の年齢層に驚かされることになる。
主人公と同じぐらいの年齢かやや年下の生徒が多いなか、どう見ても主人公より一回りも二回りも年上の、クセの強そうなキャラクターたちの目撃情報が後を絶たない。
半袖半ズボンの学生服に身を包む、ヒゲヅラでサングラスをかけた3〜40代のタクミはゴツいポケモンが好みかと思いきや、ふわふわしたポケモンを探しているという。
おなじく学生のユメは一見若くは見えるのだが、ともすればお母さんのような見た目ともとれる。彼女は、ポケモン図鑑を埋めることに凝っているようだ。
さらに校長のクラベルと同年代ぐらいだろうか、60代以上に見える学生キャラも登場。白髪で物腰が柔らかそうな人や、紳士的で落ち着いた人など、さまざまな人物がいる。
「オレンジアカデミー」や「グレープアカデミー」では現代の大学のように、何歳になっても学びたいことを学べるというのが、両学園のコンセプトの一つなのかもしれない。
DJ KOOのそっくりさんや「おしごとちゅらいおじさん」も
学生のほかにも、個性的すぎる一般トレーナーの目撃情報は絶えない。西1番エリアで遭遇するバックパッカーのタクミは、TRFのDJ KOO氏にそっくりだと、大きな話題になった。
家族LINEに
娘が「パパ居たんだけどw」 #ポケモンSV#DJKOO pic.twitter.com/GpdnihOHRE
— D J K O O (@DJKOO_official) November 20, 2022
ご本人や家族も認めるタクミに、ぜひ会いに行ってみよう。
ハッコウシティ南の東2番エリア、街へ向かう橋の手前で出会うビジネスマンのヒトシは、「ちゅらい・・・」という衝撃の吹き出しを出しながら佇んでいる。エンカウントすると「おしごと・・・ちゅらい・・・」とつぶやく彼の姿に、多くの大人たちがその闇を感じ取り言葉を失った。
同様に、ビジネスマンのキラトは「見つからない・・・」と繰り返しつぶやいている。果たして何が見つからないのだろうか。ちょっとこわい。
まだまだいる!話題のNPCを探しにいこう
また、今作からやまおとこに変わって登場したやまガールは、その美しい肉体で一部から話題を集めている。見る人が見れば分かるという肉体美を持つやまガールには、プラトタウンの急な山道を登ったところで比較的すぐに出会うことができる。
個性的な見た目で目を引くモデルのナミコは、南パルデア海の孤島に一人たたずんでいる。話しかけてみると、なんとアカデミーのミモザ先生と同期という。バトル後には、ミモザ先生の過去の話も聞けるぞ。
さらに、テーブルシティ付近で主人公を待ち受ける「初心者狩りおじさん」も話題だ。彼の正体は、ポケモンリーグの直前にいるタクシードライバーのマサトシ。「未来ある若者の経験になりたいんだ」というステキな台詞とともに勝負をしかけてくるが、その手持ちポケモンは全て50レベルオーバーという、ガチパーティとなっている。
彼にはゲーム開始直後にも出会えるため、レベル15や20の手持ちポケモンで挑んでしまい、初心者狩りにあってしまったプレイヤーも多いのではないだろうか。
強制エンカウントではなくなってしまい、存在感がなくなるのではないかと危惧されていた一般トレーナーたちだが、ふたを開けてみると、歴代シリーズにも引けを取らない個性的なキャラクターであふれかえっていた。さまざまな迷言や珍セリフで強烈なインパクトを残す一般トレーナーと切磋琢磨しながら、「宝探し」を進めていこう。
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