「自分が好きになる人を増やしたい」  宅トレYouTuber・竹脇まりなが気づいた“素の自分”を出すことの重要性

竹脇まりなが気づいた“素の自分”を出すことの重要性

 2022年はYouTubeが日本上陸を果たして15周年の節目になる。

 場所や時間を選ばず、いつでもどこでも手軽に動画を楽しめる動画プラットフォームとして親しまれ、いまやYouTubeは“情報収集のインフラ”としてなくてはならないサービスとなった。

 また、近年ではYouTube上で動画を投稿するYouTuberが市民権を獲得し、一芸に秀でた才能を披露したり、専門家としての立場で良質な情報を発信したりと、さまざまなジャンルの動画クリエイターが登場している。

 “宅トレYouTuber”として知られ、300万人以上のチャンネル登録者数を持つ竹脇まりなさんもその一人だ。

 フィットネス動画やダイエットレシピの紹介を中心とした動画投稿を行うほか、最近ではオリジナル宅トレブランド「MARINESS」も立ち上げ、精力的な活動を続けている。

 今回は2022年10月27日に開催された『YouTube Brandcast 2022』の合間を縫って、宅トレ動画を始めた経緯や動画クリエイターとして心がけていることを本人に伺った。

「ハンドクラップダンス」の動画投稿がブレイクのきっかけ

ーー宅トレYouTuberとして活動する竹脇さんですが、そもそもYouTubeを始めたのはどのような理由からだったんですか?

竹脇:夫のダーウィンが2018年に転勤することになり、その関係でニューヨークへ移住しました。その当時は英語も喋れないし、なにもできることがなかったんですが、それでも何か始めようと思ったときに以前から知っていたYouTubeに興味を持ち、2018年12月からYouTubeを始めました。

現在ではさまざまなジャンルのYouTuberが活躍していますが、当時はエンタメ系の動画が多く、視聴者も若い世代が多い印象でした。

いまのような「検索エンジン」の役割を果たすのではなく、「動画を見て楽しむ」というエンタメ要素が強かったなと感じています。

ーー最初のころはVlog形式で発信していましたよね。

竹脇:そうなんです。初めはニューヨークのヘルシーな情報やライフスタイルについての発信をしていました。

ただ、1年くらいYouTubeで動画投稿していても、まだそのころはチャンネル登録者数が300人ほどだったんです。

ひとつのターニングポイントになったのが2019年9月にアップした「ハンドクラップダンス」の動画でした。「2週間で10キロ痩せるダンス」をノーカットで踊ってみたところ、予想以上にバズりまして(笑)。この動画がきっかけで、チャンネル登録者数が一気に10,000人まで増えたんですよ。

上げた動画が100万回再生に達するという初めてのバズを経験したことで、夫のダーウィンもYouTubeに興味を持つようになって。

もともと私がフィットネスインストラクターを志していたのを知っていたので、「ありのままの『まりな』で、フィットネス動画をやってみたら?」と夫から背中を押してもらったんです。

そこで、2020年1月くらいから宅トレに特化した動画を投稿するようになりました。

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