2022年も走り続けるフィッシャーズに問う。長く活動を続けるなかでの変化とは?
日本科学未来館(東京・お台場)にて、 2022年10月8日から 特別展『動画クリエイター展』が開催されている。
情報技術の発展で、 誰もが個人の意見や関心、 経験を世界中に伝えられるようになった現代。その中で「新たな文化」と言えるほど影響力を誇るようになった動画クリエイター(YouTuber)に着目した初の大型展覧会となる。
はじめしゃちょーや、しらスタ、葉一など、さまざまなカテゴリで活躍するクリエイター9組が集まった本展。8月に再生回数が3億回を突破し、先日元メジャーリーガーのイチローとのワコール(CW-X)のタイアップ企画も大きな話題となったフィッシャーズも参戦。2022年の活躍について語ってもらった。
暑くなるほど心が燃える
ーー2022年のフィッシャーズは、8月の単月再生回数が3億回を突破し、絶好調ですね。
ンダホ:毎年夏が近づくにつれて、僕たちのモチベーションも高まっていますね。もちろんいつも高く維持していようと思ってはいるんですが、より上に行くというか。暑くなればなるほど心も燃えますね。ギアを上げていく感じです。
マサイ:燃えた、今年は(笑)
モトキ:今年はすごかったなぁ……。やってやるぞって気持ちがね。
シルクロード:すごかったって言うなって(笑)。まだ今年終わってないから!
ンダホ:たしかに(笑)。"夏"が抜けてたね。
シルクロード:でも、この1~2年は家から出れないこともあったので、そのエネルギーが全部あらわれましたね。勢いでいえば2019年もすごかったのですが、そういうことも考えると「逆にいつもと変わらない」と思っておこうと。これで「勢いがすごい」と思ってたら、それ以上が無さそうなので。
マサイ:だからずっと考えてたんだよね。
シルクロード:うん。やりきったけど、まだやれる! 死ぬ気でやったのか?と言ったら、そうじゃないし、まだ伸び代があるんじゃないかと常に考えています。
ーーようやく外でロケなども大体的に行えるようになったのも、フィッシャーズ的には追い風となりましたね。
シルクロード:ものすごく大きな変化ですね。やれることの幅も違うし、僕らの強みなので。その強みがイチローさんとのコラボで出たじゃないですか。
ンダホ:実際に届いたりするからね。その気持ちと共に、もっと先に行けたらと思います。
ーーフィッシャーズのコンテンツとしても、イチローさんのYouTubeにおける活動としても、すごく良い内容でした。
シルクロード:お互いにいいところが引き出せたと思います。
ダーマ:相乗効果が生み出された感じはあるよね。
シルクロード:イチローさんも子どもの目をしてくれてましたね。俺らもイチローさんも、子どもみたいになれたので楽しかったです。
ーー日本科学未来館で開催中の「動画クリエイター展」ですが、フィッシャーズのどういった部分を押し出していこうと考えましたか?
シルクロード:やはり「遊び心」ですね。あと、最近のYouTuberは「裏側まで見せる」というコンセプトで上がってきた方も多いので、僕の1日のスケジュールを載せていたりもしています。ただ、ほかのクリエイターさんの1日のスケジュールもざっと見たんですけど、僕のスケジュールが一番ぶっ飛んでるんですよね(笑)。
ダーマ:間違いない!(笑)。
ーー睡眠時間がほとんどありませんね……。シルクさんを知らない人からしたら嘘だと思いそうです(笑)。
モトキ:ガチだね。嘘のような本当のスケジュール(笑)。
シルクロード:ちなみに、最初は仕事のある日のスケジュールで、"ガチの1日"を書こうと思ったんです。でもそうしたら、なにも面白くなくて(笑)。だから、ちょっと趣味もやっている日のスケジュールにしました。
ダーマ:あれでまだオフなの!?
シルクロード:オフだよ。オンの日は「こいつ、おもしろくねえ!」って思って(笑)。さすがに人間味が無さすぎるからやめた。そういう裏側の部分も見せているし、遊び心もあって、「フィッシャーズってぶっ飛んでるよね」「規格外だよね」というところが出せたらいいなと思います。
ーーちなみに、ほかのみなさんはもうちょっとまともなスケジュールですよね?
ンダホ:たしかにシルクよりはマシかもしれないですけど、彼が軸だから……(笑)。
マサイ:フィッシャーズ以外の友だちから「お前……大丈夫か?」みたいなことは言われます(笑)。
ダーマ:俺は一番新参だから言えるけど、ぶっ飛んでるよ!
ンダホ:確かにそうだよね、ダーマが一番わかるじゃん。
ダーマ:感覚としては俺が一般人に一番近いけど、やっぱりフィッシャーズはぶっ飛んでると思う。撮影間隔とかマジでおかしいからね。
マサイ:俺らはそれが普通になっちゃっているんですよね。
シルクロード:俺は「まだ足りねぇ」と思ってる(笑)。
モトキ:そうだね、まだシルクは気遣ってる方(笑)。
ンダホ:だね。でもそれぐらい頑張れるやつらがその先に行けると思うから。
シルクロード:それはそう。
ーートップYouTuberとして第一線を走り続けるには、それほどまでにYouTubeに情熱を注がなくてはならないということなんですね。
シルクロード:その情熱を楽しむっていうのも大切です。
マサイ:まぁ、やりたいって思ってやってるから。
シルク:そうそう!