心霊体験の映画化が決まったフィッシャーズ・シルクロード　これまでの実体験の数々を振り返る

　“YouTuberイチ”と言っても過言ではない、これまで数々の心霊現象を体験してきたフィッシャーズ・シルクロード。決定的瞬間を捕らえた心霊動画も多く投稿しており、今月12日には、実体験に基づいたオリジナルホラー映画『カカリ-憑-』も公開される。上映に先がけ、シルクとフィッシャーズの心霊体験の数々をご紹介したいと思う。

軍艦島で霊に乗り移られる

　シルクが現在のような霊感体質を身につけるきっかけとなった“ある出来事”がある。高校3年生の修学旅行時に、長崎の軍艦島に訪れた際、結論から言うと、彼は霊に体を乗り移られている。

　事の発端は、友人たちとともに、軍艦島の立ち入り禁止区域で写真を撮っていたというシルク。その時、おもむろにシルク1人が立入禁止区域のフェイス越しに手を差し入れ、さらに写真を撮った。しかし、シルク自身にはその時の記憶が丸々なく、この行動は後から友人から聞き判明した。しかもその時に撮ったと思われる写真を後日見ると、フェンスの向こう側にあるトンネルから、おかっぱ頭の女の子がこちらを睨んでいたという。

　その後、学校の保健室に入ろうとした瞬間、先生に「入らないで」と止められ、理由を聞くと「炭鉱で事故にあった女の子があなたに憑いてる」と写真の女の子をハッキリ言い当てられたという。軍艦島で写真を撮った日から、ずっとシルクの右足にその子が張り付いていたのだ。

　この話は彼の心霊体験の原点とも言え、初めて明かされたのは8年前の動画であり、それ以降も様々な動画内で話されてきた。今回のオリジナルホラー映画の元になっているものだ。

メンバーも金縛りに

　先の出来事以降、“よくないもの”を引き寄せやすい体質となったシルク。そのせいか、フィッシャーズの心霊動画には、高い確率で“何か”が写り込んでいたり、“何か”の声が入ってしまうことが多い。

　なかでも6年前、フィッシャーズの怖がりなメンバーであるンダホに、寝起きの状態で心霊スポットのトンネルを渡らせた時だ。普段は霊感がないはずのンダホが帰りの車中で金縛りに遭い、車を運転していた当時のメンバーであるぺけたんの記憶も一瞬飛ぶという事件が起こった。

　また、後日動画を視聴したリスナーからは「声が入ってる」との書き込みが相次ぎ、トンネルを引き返そうとするンダホに「ねえ」と声をかける女性の声が確認されている。

霊媒師にお祓いも

　あまりにも心霊現象が相次ぐため、動画内で霊媒師に霊視とお祓いを依頼。その際、ンダホはこの時の霊なのか、女性が憑いていると言われ、ンダホ自身もこの時「夢に女性が出てくる」と発言している。

　そしてシルクには、先の軍艦島から帰った際に保健室の先生に「あなた自身ではなく周りに被害が及ぶ」と言われていたように、本人には霊は憑いていなかった。先祖の強い守護があるようだ。しかし、霊媒師も言うように、“引き寄せやすい”体質であることには変わりはなく。シルク自身は守られているが、他のメンバーに憑いてしまったり、やはり声や姿が映像に収められたりと、フィッシャーズの心霊動画はガチであることが多いことが証明された。

　この夏はぜひ映画と共に、心霊動画を見返して、涼しくなって頂きたいと思う。

■公開情報
映画『カカリ-憑-』
2022年8月12日（金）～18日（木）ヒューマントラストシネマ渋谷にて1週間限定上映
企画・製作・プロデュース：シルクロード（フィッシャーズ）
ドラマパート出演：黒田昊夢、安藤優、山下夕越、カメオ（そいそ～す）、志賀由香、辻岡甚佐、吉本菜穂子
探索パート出演：シルクロード（フィッシャーズ）、HiROKi
監督：HiROKi
脚本：寺内康太郎
プロデューサー：前畑祥子、永島佑太郎、古賀奏一郎
プロデューサー補：郭雨蕙
撮影：渡邉寿岳
照明：及川凱世
録音：古茂田耕吉
編集：HiROKi　
VFX：野崎耕生
音響効果：茂野敦史
整音：福田忠光
スタイリスト：工藤唯
ヘアメイク：松延沙織
特殊メイク：見目汐里
タイトルデザイン：柳下ちかげ
キャスティング：林茉結子
助監督：近藤有希
制作担当：都司ゆきか
制作プロダクション：SS工房　
制作・配給：UUUM
(c)2022『カカリ-憑-』製作プロジェクト