ほぼ貫通不可能な車『Cybertruck』、ボートとして機能する可能性? テスラCEOの爆弾発言に米当局が警鐘
TeslaのCEOであるイーロン・マスク氏が、ピックアップトラック『Cybertruck』は「ボートになりうる」と豪語してアメリカで大騒ぎになっている。
マスク氏は「Cybertruckは短時間、ボートとして機能するのに十分な防水性能があり、川や湖、波があまりない海でさえ渡ることが可能」とツイート。
Cybertruck will be waterproof enough to serve briefly as a boat, so it can cross rivers, lakes & even seas that aren’t too choppy
— Elon Musk (@elonmusk) September 29, 2022
さらには「移動速度を上げるには電動プロペラを取り付ける必要がある。しっかりとした推力を生み出すために創造的なホイール ハブの設計もありうる」とマスク氏のボートモードの妄想はさらにエスカレート。
One thing that is still uncertain is the the speed the Cybertruck will be able to travel on water so the calculations might be off due to that, but I suspect it might be anywhere between 3-10 knots. @elonmusk any insight on this?
— RGV Aerial Photography (@RGVaerialphotos) October 3, 2022
超硬30Xスチールの重厚なボディを持つCybertruckが水に浮かぶというのは意外だ。プカプカと波に揺られている姿を想像するとシュールで、ちょっと笑ってしまいそうだ。
マスク氏の発言に対して、ワシントン州天然資源局は警戒感を強めており「絶対にボートとして使用すべきではない」と釘を刺している。
Cybertruckは、思えば滑り出しからして破天荒だった。2019年のお披露目イベントでは、防弾仕様を実演するために鉄球を窓ガラスに投げつけたところ、しっかりと亀裂ができてしまいTeslaの株価が下落。一方で、まるでコントの一幕のようなこの事件が大ウケし、Cybertruckはバカ売れした。
のっけから大衆の心をつかんだCybertruckだが、今度は「ボートモード」ネタでマスク氏にイジられている。
Cybertruckは本来、力強くゴツゴツとした勇ましいマシンのはずなのだが、今回のボートモード騒動もあり、すっかりコミカルなキャラになってしまったといえるだろう。
マスク氏のことなので、勢いで本当にCybertruckのボートモードを開発してしまう可能性もあり、今後も目が離せなくなってきた。
(画像=テスラより)
(source)
https://www.tesla.com/cybertruck
https://www.teslarati.com/tesla-cybertruck-boat-mode-details-elon-musk/
https://insideevs.com/news/613877/washington-state-dnr-warns-against-using-tesla-cybertruck-as-boat/
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