木材やゴミ箱からテスラを作る男……海外YouTuberによる無謀な挑戦の結果は?

 DIYが得意なアメリカのYouTuber「Jake Carlini」(チャンネル登録者数35万人)が、テスラの車を木材やゴミ箱などで製作しようとする、奇想天外な企画を投稿した。該当の動画は、2022年9月17日公開の「I Built a Tesla out of Trash」だ。

I Built a Tesla out of Trash

 結論から言うと、本動画で製作される車は、決してテスラとはほど遠い。また、今回作る車は、ゴーカート程度の大きさのもの。コメディが彼の動画のウリである点は、冒頭からお伝えしておこう。

 テスラの電気自動車を再現するため、まずは電動モーターを購入。電動モーターを駆動させるため、12Vのバッテリーを4つ直列でつなぐ。そうすることで、見事電動モーターを動かせた。

 今回、彼はテスラ(?)の車を作るにあたって、あまり予算を割けない。そこで、車体を支えるフレームは、彼のガレージにあった木材から作る。木材のフレームにタイヤを取り付けるのだが、なぜか後輪のタイヤ2つしか購入しておらず、これでは車体を支えられない。そこで前輪に使用したのが、なんとゴルフカートのタイヤ。ゴルフカートからタイヤを取り外し、車に取り付けてしまった。この適当さ加減が、Jake Carliniの動画のおもしろいところである。

 ただ、想像以上に難しかったのが、ステアリングだったのだそう。というのも、YouTuber自身は車に詳しくなく、またステアリングを構築するには相応の知識が必要であり、彼にとっては理解が難しかったようだ。それは、彼がこれまで作ってきたものに比べ、群を抜いて難しい様子。そこで、前輪をハンドルで操作するのではなく、両足で車軸部分を動かせるように改造。両足で前後に車軸部分を操作することで、左右好きな方向に動かせるというわけだ。

 また、車製作のための予算を使い切ってしまった彼は、ゴミ置き場に捨てられていたシートを広い、それを車に取り付ける。また、アクセルやブレーキの操作については、手元の2つのレバーで制御できるようにした。ほかにも、車体の部品をゴミ箱などから作り、ようやくテスラ(?)の車が完成。見た目はかなり貧相だが、実際に車は動いている。おそらく時速30キロメートルほどのスピードが出ており、ふざけているように見えて彼の技術力の高さがうかがえる。

 動画は常にコメディ調でテンポよく進められており、見ていて非常に楽しい。動画が気になる方は、この機会にぜひJake Carliniの動画を視聴してみてほしい。

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