“歌詞動画”が自動で作れる!? プリ歴10年目が”新時代”を実感した『TODAYL』のすごさ
今回の『TODAYL』では、「人中の長さ」など人気のレタッチ機能に加えて、頭の大きさ、顔の縦横比率、目の角度が新たに調整できるようになった。それぞれ、カメラアプリでよく見かけるような直線のバーで調整が出来て、初めての撮影でもすぐに慣れることができた。
従来の機種でも小顔機能は付いていたものの、顔と頭のバランスを整えるために、後で自分のアプリで頭の大きさを再調整している人もいたのではないだろうか。また目の角度においても、「ねこ目」や「たれ目」の選択自体はできたが、本機種からは、シークバーで角度調整ができ、頭の大きさから顔の細部まで自分に合ったバランスで盛ることができる。さらに嬉しいのが、このようなレタッチ機能は一枚調整をすると全ての写真に反映されるため、一枚ずつ調整する必要がない。かつては自分の盛れていない写真をSNSに上げられたこともあったが、相手の落書きにも反映されることで、お互いに安心してSNSにシェアができて画期的である。
もう1つのポイントは、プリでは当たり前にある「スタンプ」が無くなり、落書きがメイク・レタッチ機能とペンのみになっていることである。その分、レタッチやメイクの種類数が増え、コスメもイエベ・ブルベ向けに分けて表示されているなど、自分好みの盛れる顔や求める世界観をどこまでも追求することができる。なかでもペン開発には、社員のこだわりや想いが詰まっており、今後もプリの落書きに欠かせないものとなるだろう。
SNS時代に寄り添った”15秒動画” サブカメラの機能とBGM
「かけがえのない”今日“を、カタチに残す」本機種では、撮影した写真をもとにプリ機が自動で”15秒動画”を作成する新機能が追加。”15秒”という長さには、Instagramでのストーリーや投稿、TikTokなどのSNSに気軽に載せやすい工夫がされている。
次に”15秒動画”の設定に入り、BGMとアニメーションを選択する。ここで、サブカメラの機能が明らかになった。”15秒動画”には、最初に撮った7枚の中から選んだ3枚のプリ画、3ポーズの”連写風動画”に加え、別の角度からの”サブショット動画”から作成されており、サブカメラは、撮影中のオフショットを撮っていたのである。数年前から、撮影中のオフショット撮影は中高生の間で流行しており、従来の機種にはスマートフォンでプリの撮影風景が撮れるよう、携帯を固定させる「ムービースポット」が設置されているものもあった。しかし、本機種からはサブカメラが自動で撮影してくれる上に、自動で動画加工してくれるのである。
また、BGMは全5種類のオリジナル楽曲で、韓国風のかわいい系やクール系、ハロウィンなどの季節に合わせた楽曲や、友人や恋人を連想させるような”エモい”楽曲が揃っている。筆者は、”エモい”楽曲(04.music)を選択し、歌詞を表示させて”歌詞動画”に仕上げてみた。
最後に、シールレイアウトの設定をする。シールに印刷されるプリの枚数は、1・2・3・4・9枚から選ぶことができる。印刷方式は「ノーマル印刷」と「モノクロ印刷」があり、「モノクロ印刷」では、”シャレ盛れ”プリをレトロでさらにおしゃれに残すことができるので、筆者は「ノーマル印刷」と「モノクロ印刷」を1つずつ選び、それぞれのおしゃれな世界観を楽しんでみた。
撮影、落書き、動画、シール設定のすべてを終え無事終了。コンパクトなサイズと、洗練されたシンプルなシールデザインを見て感じたのは、まさに”シャレ盛れプリ”。そしてやっぱり嬉しいのが、ハサミが要らない切り取り線付きである。このような細やかな部分にも工夫を欠かさず、1日の思い出を可愛くおしゃれに残せるプリは、何度でも撮りたくなる魅力がある。
コロナ禍で思い出を残しづらい今こそ、最新プリで1日をおしゃれに残してみては。
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